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QNAP TS-873/TS673が起動できない アクセスできなくなったトラブルの緊急対応方法
※この記事は2025年6月に更新されています。
画像・動画の高画質化に伴い増加するデータ量に対応するために
ファイル共有サーバーとして利用するNASの大容量化が進んでいます。
なかでも当社へのご相談・ご依頼が非常に増えている機器がQNAP製の6ベイ・8ベイのNAS TS-873やTS-673です。
もし、QNAP TS-873やTS-673のトラブルに直面した時はどうすればいいでしょう?
保存しているデータが突然使えなくなり、冷静さを失うかもしれません。
そのような時に焦って操作をしてしまって事態を重くしないためにも、症状や対応方法をご紹介いたします。
またクイックマンでは、NASのデータ復旧の実績が豊富にあります。
TS-873/TS-673のような大容量モデルも得意としています。
他データ復旧会社でデータ復旧が困難なケースもお受けしており、
よりご満足いただける自信がございますので、ぜひご参考になさってください。
目次
QNAP TS-873/TS-673とは?
QNAP製のNASであるTS-873は8ベイ(HDDを8台搭載可能)、
TS-673は6ベイ(HDDを6台搭載可能)の大容量モデルです。
QNAP社が販売しているNAS機器(ネットワークに接続し、PC間のファイルを共有するためのストレージ機器)
でRAID5やRAID6で構成されています。
QNAP社は台湾のメーカーではありますが、その性能の高さや安定性、拡張性などから
台湾国内や日本その他海外を問わず多数のユーザーがいます。
50人~100人程度の中規模企業ではTS-673のような6ベイモデル、
100人以上の大規模企業ではTS-873のような8ベイモデルの利用が推奨されています。
推奨のクライアント数(接続台数)以上でNASを使用した場合、
NASの処理の許容範囲を超えてしまい、ファイルへのアクセススピード低下など
機器のパフォーマンスに影響を及ぼすことがありますので、注意しましょう。
QNAP TS-873/TS-673にアクセスできない場合は?
QNAP TS-873/TS-673にアクセスできなくなった場合、
問題となっている部分を明確にすることで解決までの道のりを把握することができます。
①電源ランプがつかない
電源ボタンを押して起動を試みましょう
起動できない場合は、QNAP TS-873/TS673の電源ユニットや
マザーボード、電源ケーブルに異常が発生している可能性があります。
この確認は最初の1回までとし、何度も通電や再起動を試すことは控えましょう。
②STATUSランプが赤点灯や赤点滅している
・筐体ファンが故障している。
・HDDに物理障害が発生している
・ボリュームが破損している
といった症状が考えられます。
メーカー・購入店への問い合わせや、データ復旧専用会社への相談が必要です。
③HDDのランプが赤点灯や赤点滅している
HDDのランプが赤い場合は、HDDが故障しているため
メーカー・購入店への問い合わせや、データ復旧専用会社への相談が必要です。
④ネットワーク接続しているパソコンから見れない
QNAP TS-873/TS673が正常に動いているように見えてもパソコンからアクセスできない場合、
ネットワーク機器の問題やパソコンのネットワーク接続が原因として考えられます。
別のパソコンからの接続状況やネットワーク機器(ルーターやハブ)に問題がないかを調べましょう。
⑤QNAP本体からビープ音が鳴っている
QNAP TS-873/TS673は起動時やシャットダウン時に短くビープ音が鳴ります。
ただし、5分おきにビープ音が鳴る場合やビープ音が長い(1.5秒以上)の場合はエラーを通知するためのビープ音のため注意しましょう。
メーカー・購入店から案内される対応方法
QNAP製のNASはHDDに実際のデータ以外にも、システム領域の情報を持っています。
そのため本体が故障しても、HDDを取り外して新しく購入した本体に入れなおすことで元通りに使える可能性があります。
しかしながら、かならず復帰ができるとは限りません。
実際にクイックマンにご相談いただいたお客様で、
トラブル発生時にメーカーや購入店にまず問い合わせをして
本体の交換を案内されたという方もいらっしゃいます。
しかし結局うまく復帰ができず、データ復旧の処置が必要となりご相談をいただくこととなりました。
メーカー・購入店から案内される対応方法のメリット
本体を交換することでQNAP TS-873/TS673を復旧できた場合、下記のようなメリットがあります。
①ユーザー管理やバックアップスケジュール等の環境を引き継ぐことができる
②本体が新しいモデルとなった場合、ファームウェアサポートが長くなる
メーカー・購入店から案内される対応方法のデメリット
QNAP TS-873/TS673の本体にトラブルが発生した際、
本体を交換することには下記のようなデメリットやリスクがあります。
①本体を準備するのに時間がかかる/生産終了等購入できない場合がある
②本体の価格が高い
③メーカーや購入店に問い合わせるとたらいまわしにされる場合がある
④勝手にリビルドされて復旧できなかったり、
フォーマットされてしまって復旧できなくなったりする
メーカー・購入店から勧められた対応方法を取ってみた結果、
残念ながら復旧できなかったケースもあります。
特に、勝手にリビルドされてしまったりフォーマットされてしまったりした場合は、
QNAP TS-873/TS673のシンプロビジョニングボリューム/シックボリューム等の関係から
データ復旧専門業者でも復旧が困難になる場合があります。
QNAP TS-873/TS-673にアクセスできない場合の注意点
QNAP TS-873/TS673にアクセスできない、起動できなくなった場合は下記に注意しましょう。
①通電や再起動は控える
QNAP TS-873/TS673にアクセスできない状態で、
通電や再起動を繰り返しおこなうと本体やHDDに負荷がかかり、
症状が悪化する場合があります。
データの取り出しが最優先の場合は電源を切りそれ以上の通電は避けましょう。
②HDDを取り外さない、交換しない
QNAP TS-873/TS673は8台もしくは6台のHDDでRAIDを構成しています。
HDDの取り外しや交換をしてしまうことでRAIDの構成情報が崩れてしまうこともあるため、
HDDの取り外しや交換は避けましょう。
③フォーマットやリビルドは絶対しない
フォーマットやリビルドを実行してしまうと保存されているデータがすべて消えてしまいます。
本体やHDDの物理的な障害が原因でアクセスできない場合は
フォーマットやリビルドをしても意味がないため絶対に避けましょう。
④保存されているデータが最優先の場合はデータ復旧専門会社にHDDの診断をしてもらう
データの取り出しが最優先で、ファイル共有環境やNAS機器の使用が二の次という場合は、
データ復旧専門会社に相談しましょう。
無料診断を実施しているデータ復旧会社であればHDDの無料診断のうえ対応方法の案内を聞きましょう。
その案内からQNAP TS-873/TS-673の本体を交換することで復旧できそうか、
本体の交換が危険であるかを判断し、今後どうするかを決めましょう。
クイックマンにご相談ください
クイックマンは、大手データ復旧会社のエンジニアが独立したベンチャー企業です。
それゆえに、国内最高水準の技術力を保有しています。
また、過剰な広告費など余計な経費をできる限り抑えることで、
高額になりがちなデータ復旧費用をお客様にできる限り
リーズナブルにご提供しております。
いかなるメーカーのNASのトラブルからでもデータを復旧し、お客様のお役に立つことが
できるようデータ復旧の手法を日々研究開発しております。
お困りの際はクイックマンに是非ご相談ください。
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