データ復旧事例

【TVで紹介】　データアクセスができなくなったリンクステーションからデータ復旧に成功！（岡山県井原市　法人様）

投稿日：2025.04.25 更新日：2025.04.25

メーカー：バッファロー製
型番：LS420D0402
お客様からの症状：データにアクセスできない
障害：物理障害
期間：3日以内

お客様より：LS420D0402にアクセスできなくなりました。

LS420D0402を使用すると、バックアップも同時で行うことができると聞いて使用していました。リースで導入して特に故障もなかったので新しい機器の入れ替えを断って使用していたのですが、一昨日からデータにアクセスができなくなってパソコンに詳しい知り合いに見てもらってもデータが取り出せないとのことでした。写真やAuto-CADで作成したCADのデータが最重要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：LS420D0402からのデータ復旧作業は可能と判断できる状態でした

障害機器を心斎橋本店へお送りいただき、専用機器にて初期診断を行ってみたところ、ハードディスク自体に物理的なエラーの発生はありませんでしたが、情報の読み出しに対して非常に不安定でたまに異音を発生させている状態でした。データ復旧作業でかかる負荷に耐え切れない可能性があるため、物理障害での対応を行うことにしました。

LS420D0402のデータ復旧作業にチャレンジです

データの整合性の確認を行うために、使用されている2台のハードディスクに対してクローン作業を実施し、2台とも全領域の情報の取得に成功しました。作成した2台のクローンディスクからデータの成功製の確認を行ってみたのですが、一部の情報に差異が見つかりました。具体的なデータの状態を確認するために、2台のクローンディスクそれぞれのデータ領域内へアクセスを行って、フォルダやファイルの状態を確認してみると、1台からは障害が発生する直前と推測できるデータが見つかったのでが、もう1台からはさらに1年ほど前のデータが最新データとして保存されていました。障害発生時の直前データが保存されているクローンディスクから確認できたデータの一時取得を行って、ファイルのオープン確認を実施したところ、写真データ、CADデータそれぞれ30ファイルピックアップしてみましたが選択したファイルはすべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業結果：LS420D0402からのデータ復旧に成功！

一時取得できたデータから、データリストと一部の写真データをピックアップした酢ネイルデータを作成し、お客様に確認を行っていただくことにしました。確認いただいた結果、無事にデータが復旧できているとの判断をいただくことが出来たため、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：岡山でLS420D0402のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

リンクステーションを含めた2台構成のNASが販売された当初はミラーリング(RAID1)のモノがあれば、ストライピング(RAID0)のモノがあったりと統一性がなく、購入された場合は必ず管理画面でRAID構成を確認していただいてから使用していただくようにご案内をしていましたが、現在はほぼすべての機器でミラーリング(RAID1)が採用されています。ミラーリング(RAID1)というRAIDをご理解いただくうえで、非常に重要なことは、バックアップは行われていないということです。ミラーリング(RAID1)自体は、使用中のディスクトラブルに対して、2台のディスクに同一データを書き込むことで、1台のディスクにトラブルが発生しても、もう1台のディスクで継続して使用できるようにという設計理念があります。バックアップを行われる際は、必ず別媒体の準備を行ってそちらへバックアップを行うように設定をお願いします。万が一機器トラブルが発生した際は、まずクイックマンにご相談ください。