データ復旧事例

【TVで紹介】データが消えてしまった外付けHDD(HD-ACD4U3)からのデータ復旧（徳島県阿南市　法人様）

投稿日：2025.04.05 更新日：2025.04.05

メーカー：バッファロー製
型番：HD-ACD4U3
お客様からの症状：データが消えた
障害：物理障害
期間：3日

お客様より：午前中は使用できていたデータが突然見れなくなった。

HD-ACD4U3に仕事のデータを保存しています。午前中までは特に問題もなく使用できていましたが、昼過ぎからデータが保存できなくなり、USBをさしなおすとハードディスクのアイコンは表示されるのですが、保存していたデータが消えてしまいました。エクセルやワード、PDFのデータを主に保存しています。特に請求書データが重要ですので、何とかデータの復旧をしていただきたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：専用機器上での診断の結果、物理障害での対応となります。

HD-ACD4U3を心斎橋本店へお送りいただき、専用機器にて初期診断を行いました。起動から認識や制御情報へのアクセスについては全く問題ありませんでしたが、データ領域内へのアクセス確認を行ってみると、不良セクタと呼ばれるデータの読み書きを行うことができない領域の発生が大量にできたため、専用機器でのクローン作業が必須となる物理障害での対応を行うことにしました。

HD-ACD4U3のデータ復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器にて最小限の負荷をかけてクローン作業を行ってみたところ、全体領域の95%程度の領域の情報の取得に成功しました。負荷調整を行って、未取得となっている領域に対して再度クローン作業を行ってみたところ、最終的に99.999%の領域の取得に成功しました。作成したクローンディスクのデータ領域内へアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在を確認することが出来なかったため、解析作業を行い確認できたデータの一時取得を行いました。一時取得が出来たデータからエクセルとワード、PDFのファイルをそれぞれ30ファイルずつランダムにピックアップしてオープン確認を行ってみたところ、エクセルでは1ファイル、ワードは選択したファイルすべて正常に開くことができ、PDFでは5ファイルの破損を確認しました。

復旧作業結果：HD-ACD4U3からのデータ復旧に成功！

取得できたデータのリストを作成しお送りしました。リスト上にあるデータからいくつかピックアップしてオープン確認依頼をいただいたため、対象ファイルのオープン確認を行ってみると、選択いただいたファイルはすべて正常に開けることが確認できました。復旧成功と判断いただくことが出来ましたが、エンジニアが行ったオープン確認時にファイル破損が見つかっていたため、一部のファイルの破損が発生していることをご理解いただいたうえで、復旧データとしてお渡ししました。

復旧成功率としては、95%以上と判断しています。

担当技術者より：HD-ACD4U3のトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

今回のトラブルでは、おそらく傷となってしまっているであろう不良セクタの発生領域がフォルダの構成情報を保持している領域であったために起こったという可能性が高いです。解析作業を行ってみても、お客様的にはほとんどのデータが元通りに復旧できていたというお言葉をいただくことが出来ましたが、一部のフォルダの構成については、破損による名称の変更が発生していました。データ復旧では、お客様の記憶通りにデータを復旧できることがあれば、一部のフォルダやファイルに破損が発生していたり、ファイル拡張子別でしかデータを復旧させることが出来なかったということも良くあります。バックアップをしっかりと行っていただくことで、大切なデータの破損を防ぐこともできます。そのためにも普段から事前にバックアップを行っていただいて、トラブルに備えていただくことが良いかと思います。