データ復旧事例

【加西市ポータブルHDDデータ復旧事例】ヘッド吸着した重度障害MiniStationからデータ復旧に成功した事例

投稿日：2025.04.04 更新日：2025.04.04

メーカー：バッファロー製
型番：MiniStation HD-PCFS2.0U3-BBA　容量：2TB
症状：認識できない
障害：重度物理障害
期間：5日間

加西市LinkStation特急データ復旧事例　お問合せ内容　

加西市にお住まいの建設業のお客様より、「使用しているポータブルHDDがパソコンで全く認識されない」とのお問合せをいただきました。機器はバッファロー製 MiniStation HD-PCFS2.0U3-BBA（2TB）で、業務で撮影した現場写真や図面データが多数保存されており、バックアップも取っていなかったとのこと。データは業務の継続に不可欠なため、「何とかして復旧したい」との強いご要望でした。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

加西市LinkStation特急データ復旧事例　診断結果のご案内

初期診断の結果、問題のHDDは**ヘッドがディスク表面に張り付く「ヘッド吸着」**という重度物理障害が発生していることが判明しました。この障害は、HDDの内部部品が正常に動かない状態で、無理に通電を繰り返すとデータ領域が物理的に損傷してしまうリスクが高く、慎重な作業が必要です。一般的なPCや市販ツールでは対応できない深刻な状態です。

加西市LinkStation特急データ復旧事例　復旧作業

まず、クリーンブース内でHDDを分解し、吸着していたヘッドを慎重に剥離。その後、同型のドナーHDDから正常な磁気ヘッドを移植しました。この作業は、微細なズレが致命的になるため、高度な精度と技術が要求されます。

ヘッド移植後は、データ復旧専用機器を用いて、ヘッドの動作制御とパラメーター調整を行いながら、高精度のクローンディスクを作成しました。市販のクローンツールではこのような細やかな制御はできず、たとえ電源が入っても正確なデータ抽出には至りません。この専用機器の使用によって、安全かつ最大限のデータ回収が実現可能となります。

加西市LinkStation特急データ復旧事例　作業結果

作業は6日間で完了。クローンディスクからのデータ抽出に成功し、建設業務に欠かせない図面ファイル、報告書、写真データなどを復旧することができました。

納品時には、「絶対に無理だと思っていたデータが戻ってきて、本当に感謝しかないです。作業現場の情報が全部入っていたので、これで明日からまた業務を再開できます」と、安堵と感謝の言葉をいただきました。

加西市LinkStation特急データ復旧事例　技術員より

ポータブルHDDは持ち運びが便利な反面、落下や振動、経年劣化により物理障害が起こりやすい媒体です。特に、「カチカチ音」や「周期的な低音」が発生している場合、内部でヘッドが吸着している可能性が高く、通電を繰り返すことでデータ領域が損傷するリスクが高まります。異音がした時点で電源を切り、専門業者に相談することが最善の選択です。

加西市LinkStation特急データ復旧事例　まとめ

今回の加西市での事例のように、ポータブルHDDから一定周期の低い音がして認識されない場合は、早急な診断と対応が必要です。MiniStationのような小型HDDでも、適切な処置と高い技術があれば、重度の障害からでもデータは救出できます。お困りの際は、ぜひ私たち専門チームにご相談ください。大切な業務データと安心を、最短でお届けいたします。