データ復旧事例

今治市の卸売業者様のI-O DATA製LANDISKが開けないトラブルを解決！データ復旧事例のご紹介

投稿日：2025.04.03 更新日：2025.04.03

メーカー：I-O DATA(アイオー・データ)製
型番：LAN DISK Z HDL-Z2WP2D　容量：1TB×2
症状：開けない
障害：物理障害
期間：3日

※オプション料金別

お客様より

今治市で卸売業を営む法人様から、I-O DATA製LAN DISK Z HDL-Z2WP2Dが突然アクセス不能となり、業務に必要なデータにアクセスできなくなったとのご連絡をいただきました。共有フォルダが開けない状態になっており、業務に大きな支障をきたしているとのことでした。お客様は、迅速なデータ復旧を強く希望されており、当社にご相談いただきました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

お預かりしたLAN DISK Z HDL-Z2WP2Dを詳細に診断したところ、内蔵されている2台のハードディスクの両方に不良セクタが発生していることが判明しました。これは物理障害の典型的な症状であり、RAID構成が組まれている場合でも、複数のディスクに同時に障害が発生すると、データへのアクセスが完全に遮断されるリスクが高まります。特に、RAID1（ミラーリング）構成の場合、片方のディスクが故障してもデータは保持されますが、両方が同時に障害を起こすと、データ損失の危険性が非常に高くなります。

復旧作業にチャレンジです

診断結果を踏まえ、まず各ハードディスクから精密なクローンディスクを作成する必要がありました。この作業には、データ復旧専用機器を使用しました。この専用機器は、物理的に損傷したハードディスクからでも、可能な限りデータを抽出するための高度な機能を備えており、世界中のデータ復旧専門家に信頼されています。

他の一般的なデータ復旧ツールと比較すると、PC-3000は以下の点で優れています：

高度なハードウェア制御：ハードディスクのファームウェアに直接アクセスし、低レベルでの操作が可能。
多様な障害対応：不良セクタ、ファームウェア障害、ヘッドクラッシュなど、多岐にわたる障害に対応。
データ抽出の高精度：障害部分を特定し、健全な部分から効率的にデータを抽出。

これらの特性により、この専用機器は他のツールでは対応が難しい物理障害のケースでも、高い成功率でデータ復旧を実現します。クローンディスクの作成後、RAID構成の解析を行い、データの整合性を確認しました。さらに、各ファイルのタイムスタンプを精査し、最新のデータが保存されているディスクから優先的にデータを確保しました。

復旧作業の結果

復旧作業の結果、お客様が必要とされていたデータの99%以上を無事に復旧することができました。お客様からは、「業務に直結する重要なデータが迅速に復旧され、大変感謝しています。特に、最新のデータが戻ってきたことで、業務再開がスムーズに行えました。」とのお言葉をいただきました。

技術者より

今回のケースでは、2台のハードディスクが同時に物理障害を起こすという、非常にリスクの高い状況でした。このような事態を防ぐためには、定期的なバックアップの実施が不可欠です。特に、外部ストレージやクラウドサービスを活用したバックアップ体制を整えることで、万が一の障害時にも迅速な復旧が可能となります。また、ハードディスクの健康状態を監視するツールを導入し、早期に異常を検知することも有効です。

まとめ

I-O DATA製LAN DISK Z HDL-Z2WP2DのようなNAS機器は、企業の重要なデータを管理する上で非常に有用ですが、ハードディスクの障害は避けられないリスクとして存在します。定期的なバックアップやハードディスクの健康診断を行うことで、データ損失のリスクを最小限に抑えることができます。万が一、データアクセスに問題が生じた場合は、速やかに専門のデータ復旧サービスにご相談いただくことをお勧めします。