データ復旧事例

【西宮｜LinkStationが突然アクセスできない】緊急対応で業務データを復旧した事例

投稿日：2025.04.02 更新日：2025.04.02

メーカー：Buffalo（バッファロー）製
型番：LinkStation LS210D0301G　容量：3TB

症状：アクセスできない
障害：物理障害
期間：4日間

はじめに

NAS（ネットワーク接続ストレージ）は、複数のパソコンやスマートデバイスから同時にアクセスできる利便性の高さから、企業だけでなく個人利用でも広く普及しています。特にファイル共有やバックアップ用途に優れており、オフィスの業務効率化には欠かせない存在です。しかし、NASはHDDを内蔵した精密機器であり、経年劣化や突発的なトラブルにより、ある日突然アクセスできなくなるリスクを常に抱えています。便利な反面、データ損失の危険と隣り合わせであることを理解し、適切な管理と万一の備えが必要です。今回は、突然NASにアクセスできなくなったお客様からのご依頼に対応し、無事にデータを復旧した事例をご紹介します。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断内容と結果報告

機器はすぐにお預かりし、弊社のデータ復旧専門ラボにて詳細な診断を実施。LinkStationの内蔵HDDを確認したところ、物理障害が発生しており、正常な動作を妨げていることが判明しました。具体的には、経年劣化の為、プラッタにあるデータを読み取ることが困難な領域が発生している状況となっていました。これにより、NAS自体はネットワーク上に現れず、内部のデータにアクセスできない症状が出ていたと考えられます。

復旧作業

復旧作業では、データ復旧専用機器を使用し、障害HDDからのクローンディスク作成を行いました。この専用機器は、市販のクローンツールとは異なり、物理的に故障しているHDDにも対応できる高性能なシステムです。磁気ヘッドを機器から直接制御しながら、読み取りタイミングや読み取り時間などのパラメータを細かく調整できるため、状態の悪いセクタからもデータを抽出することが可能です。

これに対して、市販のクローン機器では、動作が正常なHDDしかクローンできず、障害ディスクに対してはエラーを出すだけで止まってしまいます。今回のような物理障害では、この専用機器での処置がなければデータ復旧は不可能でした。

3TBと容量も多い為、時間は掛かりましたが全体の99.9%以上のデータを回収する事に成功。作成したクローンディスクを解析し、データを確保する事が出来ました。お客様に再度ご来店頂きデータ確認をお願いしました。

復旧結果

お客様に復旧後のデータ確認を行っていただき、「もう二度と見られないと思っていた大切な顧客データが戻ってきて、本当にほっとしました。対応も迅速で、心から感謝しています」とのお言葉をいただきました。アクセスできなくなってから4日以内に復旧完了というスピード対応にも大変ご満足いただけました。

専門家からのアドバイス

LinkStationのようなNAS機器は便利な一方で、HDDという消耗品を内蔵しているため、突然の物理障害が発生することがあります。定期的なバックアップがない状態での運用は、大切なデータを一瞬で失うリスクがあります。異常を感じた際には、電源のオン・オフを繰り返すことは避け、なるべく早く専門業者に相談することが、データを守る最善策です。

まとめ

今回のように、西宮市でLinkStationが突然アクセスできなくなった・赤ランプが点灯・応答がないなどのトラブルが起きた際は、迷わずご相談ください。弊社では、緊急対応にも柔軟に対応できる体制を整えており、物理障害にも対応可能な高精度の復旧作業を行っております。LinkStationのデータ復旧は、豊富な実績と信頼のあるデータ復旧クイックマン神戸三宮ラボにぜひお任せください。