データ復旧事例

【神戸・緊急対応】TS-431が突然アクセス不能に！RAID障害から業務データを即日復旧した事例

投稿日：2025.03.24 更新日：2025.03.24

メーカー：QNAP製
型番：TS-431P3-4G　容量：4TB×4
症状：認識できない
障害：RAID障害
期間：先行納品/即日　完全納品/5日目

【神戸】TS‐431緊急データ復旧事例　お問合せ内容　

神戸市に拠点を構える映像制作・編集業を営む法人様より、「NASが突然アクセスできなくなった」との緊急のご連絡をいただきました。障害が発生したのはQNAP製TS-431P3-4G、4TBのHDDを4台搭載したRAID構成のNASで、日々の顧客データや営業情報、制作中の映像データなど、業務に不可欠なファイルが多数保存されていました。さらに、VPNを介して別拠点からも常時接続しているシステムだったため、業務全体が一時停止する事態となり、即日対応可能な復旧業者を探しておられました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

【神戸】TS‐431緊急データ復旧事例　診断結果のご案内

ご依頼を受けた後、まずは機器をお預かりし、診断を実施しました。NAS自体には通電があり、電源は正常に入るものの、いずれのHDDも認識されておらず、OS上からのアクセスも一切できない状態。高度な解析の結果、パリティ情報に不整合が発生しており、論理的なRAID障害が起こっていることが確認されました。これにより、システムとしての読み取りが不可能となっていたのです。

【神戸】TS‐431緊急データ復旧事例　復旧作業

復旧作業では、まず各HDDのセクタ状態を確認したうえで、各HDD内にあるデータのタイムスタンプを確認しました。すると1台のHDDのみ最新データのタイムスタンプが他のHDDと差異がある事を発見。データ復旧専用機器にタイムスタンプに差異の無いHDDを接続し、RAID解析を行いました。RAID５で構成されているNASであった事を確認。接続されていたスロット番号を元に3台のHDDで仮想RAIDを構築する事に成功。RAID内のデータ領域からお客様ご指定の最重要データ、顧客情報と現在進行中のプロジェクト関連データを優先して復旧し、最重要ファイル群については即日での先行納品を実現。その後も作業を継続し、5日間で全データの完全復旧を完了いたしました。

【神戸】TS‐431緊急データ復旧事例　作業結果

お客様には、先行して納品したデータに含まれていた最新の映像制作ファイルが無事であったこと、また日常業務に不可欠な顧客台帳や営業資料が復旧されたことに大変喜んでいただきました。「最初はもうだめかと思ったが、即日で必要なファイルが戻ってきて本当に助かった」とのお言葉をいただき、我々もこの復旧に携われたことを光栄に感じています。

【神戸】TS‐431緊急データ復旧事例　技術員より

データ復旧の専門家として、こうしたRAID障害に直面した場合の最良の対処法は、まず機器の電源を速やかに切り、通電を繰り返さないことです。状況によっては、HDDにさらなるダメージを与えてしまうリスクがあります。とくにRAID構成のNASは、1台のHDDに障害が発生してもすぐには気づかれないことが多く、気づいた時には複数台が損傷しているケースも少なくありません。日常的にバックアップを取る仕組みを設けることはもちろん、RAIDの状態を監視するツールの導入もおすすめします。