データ復旧事例

【千葉中央駅近く】外付けHDDを落下後カチカチ音…他社復旧不可のHDDからデータ復旧に成功した事例

投稿日：2025.03.13 更新日：2025.03.13

メーカー：東芝製
型番：HD-ED20T　容量：2TB
症状：認識できない
障害：重度物理障害
期間：10日間

～はんこ屋さん21千葉中央受付店データ復旧事例～　お客様より

千葉中央駅周辺の建設業を営むお客様から、外付けHDDに関するご相談をいただきました。作業中に誤ってHDDを床に落としてしまい、それ以降「カチカチ」という異音が発生し、パソコンからも認識されなくなったとのことです。保存されているデータは、業務で使用する図面や契約書などの重要なもので、1か月後には必ず必要になるため、確実な復旧を希望されていました。他社に相談したものの、「重度の物理障害のため復旧は難しい」と断られ、最後の望みを託して当社にご依頼いただきました。

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～はんこ屋さん21千葉中央受付店データ復旧事例～　診断結果

はんこ屋さん21千葉中央受付店にお持込頂き本社ラボへ移送後診断を致しました。お預かりしたのは東芝製の外付けHDD「HD-ED20T」で、容量は2TB。診断の結果、磁気ヘッドが損傷しており異音が発生している事が分かりました。プラッタ表面の傷も想定されました。HDD内部の磁気ヘッドが破損し、正常にデータを読み取ることができなくなっているため、このままでは復旧が極めて困難な状態でした。本社に設備しているクリーンブースで開封作業を伴う重度障害対応の処置を行う事で復旧できる可能性がある事をお客様にご報告しました。

～はんこ屋さん21千葉中央受付店データ復旧事例～　復旧作業開始

まず、専用のクリーンルーム環境にてHDDを分解し、損傷した磁気ヘッドを慎重に取り外しました。その後、正常に動作する同時期に作られた同型モデルから取り出した正常なヘッドと交換し、HDDを一時的に動作可能な状態へと復旧。次に、データの損傷を最小限に抑えながら解析作業を行う為に、データ復旧専用機器を用いて高精度のクローンディスクを作成しました。プラッタ表面に傷がある影響で、一部のセクタの読み取りには時間を要しましたが、専用機器でHDD内の磁気ヘッドを制御しつつ、パラメーターを変更しながらクローニングを繰り返すことで、重要なファイルを含む大半のデータの回収に成功しました。作成できたクローンディスクを解析し納品用媒体にお客様のデータを確保する事が出来ました。

～はんこ屋さん21千葉中央受付店データ復旧事例～　復旧完了

作業期間は10日間。リモートにて復旧データの確認をして頂いた所、業務上必要とされていた図面データや契約書ファイルはすべて正常に開くことができました。一部、破損したセクタの影響で開けないファイルもありましたが、必要なデータはほぼ回収できたため、お客様にも大変喜んでいただけました。他社では復旧が難しいと言われた状況でも、当社の高度な技術によってデータを取り戻すことができ、安心していただくことができました。

～はんこ屋さん21千葉中央受付店データ復旧事例～　技術員より

外付けHDDを落としてしまった場合、通電を繰り返すことは避けるべきです。「カチカチ」と異音がする場合、内部でヘッドがディスクに接触している可能性が高く、そのまま動作させるとプラッタ表面を傷つけ、データの復旧がさらに困難になります。落下後はすぐに使用を中止し、専門業者へ相談することで復旧の可能性が高まります。また、大切なデータを守るために、定期的なバックアップの実施や、HDDを衝撃から守る対策を講じることも重要です。

～はんこ屋さん21千葉中央受付店データ復旧事例～　まとめ

千葉中央駅近くの建設業者様からのご依頼で、落下による物理障害を受けた東芝製の外付けHDD（HD-ED20T）からのデータ復旧を行いました。HDDから異音が発生し、他社では復旧不可と診断されたものの、当社の技術を駆使することで、必要なデータのほぼすべてを救出することに成功しました。外付けHDDの落下や異音のトラブルでお困りの際は、早めに専門業者にご相談ください。データ復旧のプロとして、最適な解決策をご提案いたします。