データ復旧事例

津山市～LinkStation LS220DN0602Bのデータ復旧事例｜RAID障害＋物理障害からの復旧成功

投稿日：2025.02.20 更新日：2025.02.20

メーカー：バッファロー(Buffalo)製
型番：LS220DN0602B 　容量：3TB×3
症状：突然アクセス出来ない
障害：RAID崩壊
期間：7日間

津山市データ復旧成功事例　お問合せ内容　

岡山県津山市のデザイン業を営む企業様より、バッファロー製LinkStation「LS220DN0602B」のデータ復旧に関するご相談をいただきました。本機は3TB×2のHDDを搭載しており、社員間での素材データ共有用に使用されていました。しかし、ある日突然アクセスができなくなり、業務に大きな支障が出たため、データ復旧を強くご希望されました。特に、撮り直しのできない重要なデータが多数含まれているとのことで、一刻も早い復旧が求められました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

津山市データ復旧成功事例　診断結果のご案内

機器をお預かりし、詳細な診断を行った結果、2台のHDDのうち1台には不良セクタが発生しており、もう1台からは異音が確認されました。異音を発するHDDについては磁気ヘッドの損傷が疑われる重度の物理障害が発生しており、通常の手法ではデータの読み出しが困難な状態でした。さらに、RAID構成についての情報が不明であったため、RAIDの解析も必要でした。複合的な障害が発生していることから、非常に高度な技術が求められるケースと判断しました。

津山市データ復旧成功事例　復旧作業

まず、不良セクタが確認されたHDDについては、専用のツールを使用して可能な限りデータの読み出しを試みました。次に、異音を発しているHDDに関しては、クリーンルーム環境下で磁気ヘッドの交換を実施しました。その後、RAIDの解析を行い、どちらのHDDが直近まで正常に動作していたのかを特定しました。この情報をもとに、論理構成を再現しながら、復旧可能なデータの抽出を進めました。作業は慎重に進める必要があり、合計10日間の作業期間を要しました。

津山市データ復旧成功事例　作業結果

復旧作業の結果、お客様が特に必要とされていた撮り直しができないデータを含む約90％のデータの復旧に成功しました。最終的なデータリストをご確認いただいた際、お客様は「本当に助かりました！業務に支障が出ていたので、これで安心して作業を再開できます。」と大変喜ばれていました。重要な業務データの復旧が叶い、私たちもほっとしました。

津山市データ復旧成功事例　技術員より

LinkStationのようなNAS機器は、RAIDを組んでいてもデータ消失のリスクがゼロではありません。特に、RAID構成を把握していないまま障害が発生すると、復旧が困難になることがあります。そのため、定期的なバックアップの取得はもちろん、HDDの状態をモニタリングできるツールを活用することをおすすめします。また、異音やアクセス不能などの異常を感じた際には、通電を繰り返さず、すぐに専門業者にご相談ください。無理に操作を続けると、障害が悪化し復旧率が下がる可能性があります。

津山市データ復旧成功事例　まとめ

今回のケースでは、RAID障害と重度の物理障害が同時に発生する複合障害という非常に難しい状況でしたが、慎重な診断と適切な処置により、重要データの復旧に成功しました。デザイン業においては、データの消失が直接的な損害につながるため、バックアップ体制の見直しが重要です。もしNASやHDDのトラブルにお困りの際は、早めの対応がデータ保全の鍵となりますので、お気軽にご相談ください。