データ復旧事例

千葉市中央区でQNAP NASのデータ復旧事例：家族の大切な写真とムービーを救出

投稿日：2025.02.19 更新日：2025.02.19

メーカー：QNAP製
型番：TS-231K　容量：1TB×2
症状：認識できない
障害：RAID障害
期間：7日間

～千葉中央受付店データ復旧事例～　お客様より

千葉市中央区にお住まいのお客様から、「QNAPのNASに突然アクセスできなくなった」との緊急のご相談をいただきました。ご自宅で使用していたTS-231Kは、1TBのHDDを2台搭載しRAID0で構成されていました。しかし、ある日突然電源が入らなくなり、本体がまったく反応しない状態に。NAS本体の問題かHDDの故障かも判断できず、ご自身でハードディスクをPCに接続しても認識されなかったとのこと。家族の大切な写真やムービーがすべて保存されており、「何としてもデータを取り戻したい」と強く希望されていました。

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～千葉中央受付店データ復旧事例～　診断結果

お客様の要望ではんこ屋さん21千葉中央受付店にご来店頂きました。はんこ屋さん21千葉中央受付店でお受付して頂き、本社ラボへ移送。すぐにお預かりしたNASを精査したところ、本体の電源系統に異常があり、通電が完全に遮断されていました。HDDを個別に診断したところ、2台とも物理的な損傷はないものの、RAID0特有の構成上、片方のHDDに不具合があるとデータへのアクセスが困難になる状態であることが判明しました。RAID0はデータを分散して保存するため、HDD1台の損傷でも全データが失われるリスクが高い方式です。このため、慎重にクローン作成を行い、論理的な解析を進める方針としました。

～千葉中央受付店データ復旧事例～　復旧作業開始

まず、専用機器を用いて2台のHDDのクローンを作成し、元のディスクへの負荷を最小限に抑えながらデータ復旧を進めました。その後、RAIDの構成情報を解析し、RAID0のストライプサイズや順序を特定。これに基づき仮想RAIDを構築し、データ領域へのアクセスを試みました。複数の専用機器を駆使し、失われたファイルシステムの復元を試みた結果、写真や動画データが確認できる状態に復旧できました。データの整合性チェックを行い、破損が見られた一部ファイルを除き、大半のデータが正常に復元されました。

～千葉中央受付店データ復旧事例～　復旧完了

お客様が最も心配されていた家族の写真やムービーの大部分を無事に復旧できたことをお伝えすると、大変安心されたご様子でした。「もう二度と見ることができないと思っていた思い出が戻ってきて、本当に感謝しています」と、涙ながらに喜んでいただきました。特に、お子様の成長記録や旅行の動画が復元できたことは、大きな価値があったとのことでした。

～千葉中央受付店データ復旧事例～　技術員より

RAID0は速度面では優れていますが、冗長性がないため、1台のHDDに障害が発生しただけでデータを失うリスクが非常に高い構成です。そのため、RAID0を利用する際は必ず外部ストレージやクラウドへのバックアップを取ることが重要です。また、NAS本体が突然故障するケースも少なくないため、定期的に動作確認やデータのバックアップを実施し、異変を感じたら早めに専門業者へ相談することをお勧めします。

～千葉中央受付店データ復旧事例～　まとめ

千葉市中央区のお客様からご依頼いただいたQNAP TS-231KのRAID0障害に対し、専用ツールを用いた解析と復旧作業を行い、大切な思い出のデータを無事に取り戻すことができました。NAS本体が故障しても、HDDが無事であればデータ復旧の可能性は十分にあります。QNAPやRAIDのトラブルでお困りの際は、迅速かつ確実な対応が可能な専門業者へご相談ください。