データ復旧事例

亀有でハードディスク落下から復旧成功！大手の半額程度で思い出の写真・動画を救出

投稿日：2025.02.06 更新日：2025.02.06

メーカー：アイオーデータ(I-O DATA)製
型番：HDJA-UT4R　容量：4TB
症状：落下後変な音がしPCに認識されない
障害：重度物理障害
期間：2週間

～亀有受付店データ復旧事例～　お客様より

東京都葛飾区にお住まいの個人ユーザー様から、「ハードディスクを落としてから変な音がするようになり、PCに認識されなくなった」とのご相談をいただきました。保存データは、家族の写真や動画が中心で、大切な思い出が詰まった4TBのI-O DATA製ハードディスク（HDJA-UT4R）でした。

最初は近隣の業者に相談したものの、「自社では対応できない」と断られたり、Googleで検索して1番目に出てきた業者では見積もりは30万円以上と高額だったため、更にネットで調べて当店を見つけてご連絡いただきました。当社では大手の半額程度の費用で復旧可能であることをお伝えし、亀有受付店にハードディスクをお持ち込みいただきました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

～亀有受付店データ復旧事例～　診断結果

亀有受付店で受付後、ハードディスクを本社ラボへ移送し、データ復旧専用機器で診断を実施しました。診断の結果、磁気ヘッドが損傷しており、クリーンブース内での分解およびヘッド移植が必要な重度物理障害であることが判明しました。このままの状態では、データの回収自体が不可能であり、適切な物理修復が求められるケースでした。

～亀有受付店データ復旧事例～　復旧作業開始

復旧作業は以下の手順で実施されました：

クリーンブース内での分解と磁気ヘッドの交換
物理障害を起こしたハードディスクをクリーンブース（無塵環境）で慎重に分解。同時期に製造された同型のハードディスクから正常な磁気ヘッドを入手し、問題のハードディスクへ移植しました。
HDDのクローン作製
磁気ヘッドを移植後、専用機器に接続し、動作出来る事を確認。プラッタに普通には読み込めないデータ領域がある事を確認。専用機器を使い精密なクローンディスクを作製。これにより、元のディスクに負荷をかけることなくデータを解析することが可能になります。
パターン解析とデータ確保
クローンディスクをパターン解析し、データの整合性をチェック。写真や動画データの破損状況を確認しながら、復旧可能なデータを新しい保存媒体へコピーしました。

この作業を慎重に進めることで、家族の思い出が詰まった写真やビデオの大部分を復旧することに成功しました。

～亀有受付店データ復旧事例～　復旧完了

リモート環境にてお客様に復旧データを確認していただきました。その結果、一部のデータ領域には大きな傷がついており復旧できない可能性がありましたが、オープン確認した写真・動画は問題なく再生できることが分かりました。

お客様は「子供の小さいころから撮り貯めていた動画や写真で、大切な思い出ばかりなので復旧できて本当に良かった」と大変喜ばれました。また、作業中の進捗報告をこまめに行ったことで「こちらが不安にならないように、細かく状況報告をもらえて安心して復旧をお願いできた」とのお褒めの言葉もいただきました。

納品用の外付けHDDに復旧データを保存し、お客様に発送納品して案件完了となりました。

～亀有受付店データ復旧事例～　技術員より

ハードディスクの落下は、データ消失の大きなリスクを伴います。今後のデータ管理のために、以下の対策をおすすめします。

バックアップの徹底
　大切なデータは、外付けHDDとクラウドの2重バックアップ を行うことで、万が一の障害時にもデータを守ることができます。
HDDの衝撃対策
　ハードディスクは精密機器のため、落下や強い振動を受けると物理障害を起こしやすくなります。衝撃吸収ケース に入れるなどの対策が有効です。
異音がしたらすぐに使用を中止する
　今回のように、ハードディスクが異音を発している場合、通電を続けると障害が悪化 する可能性があります。すぐに使用を中止し、専門業者に相談することをおすすめします。