データ復旧事例

加古川市出張データ復旧依頼　急に起動しなくなった10年使用のLogitec製NASからデータ復旧成功

投稿日：2025.01.16 更新日：2025.01.16

メーカー：ELECOM(Logitec）
型番：LSV-5S4T/4CKW　容量：1TB×4
症状：起動出来ない
障害：複合障害（物理障害+RAID崩壊）
期間：7日間

加古川市出張データ復旧事例　お問合せ内容　

長年利用していたNASが休日明けご出社してすると起動していない、このようなお問い合わせをお伺いする事は多いです。今回お問い合わせ頂いたお客様も、10年ほど利用していたLogitec製のNASが出社時に起動しておらず業務に影響が出ているのですぐにでも復旧して欲しいと言うご相談でした。

NASのモデルはLSV-5S4T/4CKWで1TBのHDDを4台使っているとの事。製造・卸をされている企業様で、事務所内の商品管理や材料管理、販売管理台帳などをNASで共有してお使いなられていたとの事です。また受注管理や発注管理、見積書・請求書なども保管されているとの事ですぐにでも必要なデータばかりで出張対応を希望されました。

データ復旧機材を準備しすぐにお客様の元へ向かいました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

加古川市出張データ復旧事例　診断作業と結果のご案内

お客様もとに到着しまずはLogitec製のNAS LSV-5S4T/4CKWの動作確認を行いました。お問い合わせ時に伺った通り、OSも起動しない状態で事務で普段使用しているPCからネットワークを確認してもNASを確認する事は出来ませんでした。

次にデータ復旧専用機器を用意し、Logitec製NASのLSV-5S4T/4CKWに内蔵されているHDDを取出し、専用機器に接続し診断を行いました。その結果、以下の2点が確認できました。

RAID5で構成されたNASである事を確認
RAID解析をする事でRAID5で構成されていた事が分かりました
4台中2台のHDDに物理的な障害を確認
専用機器で通常PCではアクセス出来ないデータ領域を確認した所、不良セクタが拡大している事が分かりました
RAID構成の崩壊
恐らく不良セクタが発生した2台のHDDが同時に不良セクタが拡大し故障したとは考えづらく、1台は今回より以前に障害が発生し、4台中3台の状態でNASが動作していたと思われます。そしてこのタイミングで更に1台のHDDに不良セクタが発生・拡大しRAIDを構成できなくなり崩壊したと判断しました。

専用機器を使って復旧できる可能性がある事をお伝えすると、すぐにでも必要なデータが保存されているフォルダを可能であれば本日中に復旧して欲しいとのご要望を頂きました。特急プランで正式にご注文を頂きました。

加古川市出張データ復旧事例　復旧作業

お客様の事務所で診断後そのまま復旧作業をすることになり、作業工程をお伝えしました。

復旧作業の流れ

復旧作業は以下の手順で進められました：
1. 不良セクタが発生しているHDDのクローンディスク作製
  専用機器を使用してハードディスクを制御しながらセクタ単位でデータを回収します。状況に応じて読み取る時間を変更したり回数を変えるなど、出来るだけ高い精度でクローン作製を行い99.99%以上のクローンディスクを作製する事が出来ました。
2. 作製したクローンディスクと既存のHDD2本で仮想RAIDを復旧機器上で再構築
  作製したクローンディスクの内、正常に動作しているHDDとパリティ情報に差異が無いHDDと専用機上で仮想RAIDの再構築を実施。無事直近まで動いていたデータを確認する事が出来ました。
3. データ確認と納品
  先行納品希望の最重要データをお客様にご確認頂き、問題が無い事を確認して頂きました。最需要データのみレンタルHDDに確保しお客様にお渡しし、残りのデータはお客様の許可を頂き、HDDを神戸三宮ラボに持ちかえり作業を引き続き行いました。残りのデータもすべて復旧が終わり、お客様にご来店頂き確認頂く事になりました

加古川市出張データ復旧事例　作業結果

加古川よりデータ確認の為、お客様にご来店頂きました。ファイル数が多い為すべてを確認頂く事は出来ませんでしたが、ご覧になられたデータについてはすべて問題との事でした。「即日で復旧できるとは思っていなかったので本当に助かりました。」嬉しいお言葉を頂けました。残りの復旧データが入った納品用ＨＤＤをお渡しし、案件終了となりました。