データ復旧事例

～豊中受付店データ復旧事例～　他社で復旧不可と言われたポータブルSSDのデータ復旧に成功

投稿日：2024.12.24 更新日：2024.12.24

メーカー：Kingston（キングストン）製
型番：SXS2000/2000G　容量：2TB
症状：認識できない

障害：物理障害
期間：3週間

～豊中受付店データ復旧事例～　お客様より

豊中市で映像制作を手掛けるお客様から、SSDデータ復旧のご相談をいただきました。問題のSSDはKingston製のSXS2000/2000G（2TB）。突然アクセスできなくなり、大量の制作中および過去の映像データ、素材データが取り出せない状況に陥ったそうです。
「映像制作にとってデータは命。何としても復旧してほしい」との強い思いで、近くの豊中受付店に持ち込まれました。納期については「早い方が良いけれど、とにかく復旧してほしい」という切実な依頼内容でした。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

～豊中受付店データ復旧事例～　診断結果

豊中受付店での受付を行って本社ラボにSSDを送付。SSD自体はパソコンに認識されているものの、データ領域にはまったくアクセスできない状態でした。
本格的な診断のため、データ復旧専用機器を使ってさらに詳しく調査した結果、物理障害が原因であることが判明しました。
SSD内部のコントローラーチップが正しく機能しておらず、データ領域にアクセスする手段が通常の方法では完全に遮断されていました。「このレベルの物理障害は専門技術なしでは解決できない」と診断し、特殊な手法でのデータ復旧を進めることになりました。

～豊中受付店データ復旧事例～　データ復旧作業

本社ラボでの復旧作業は、物理障害に特化した手法を用いて進められました。まず、SSD内部のNANDチップというメモリ部分を基板から慎重に取り外しました。この作業には細心の注意が必要で、高度な専門技術と専用機器を駆使して行われます。
次に、取り外したNANDチップから直接データを回収する作業に取り掛かりました。このステップでは、通常のSSD読み込み方式を使わず、チップから直接データを抜き出すことで物理障害の影響を回避します。同時に、壊れたコントローラーチップの解析を実施し、データ構造を再現しました。
回収したデータには、一部欠損している部分も見られましたが、高度なデータ解析技術を使い、全体を可能な限り再構築。最終的に、映像データや素材データを完全な形で復旧することに成功しました。

～豊中受付店データ復旧事例～　作業結果

NANDチップから取り出したデータ復旧作業は約3週間で完了し、復旧率はほぼ95％以上に達しました。最重要データである制作中の映像データや過去の作品が無事に取り戻せたことに、お客様は大変喜ばれていました。
「実は何社かに相談しましたが、復旧不可と言われてしまいました」とお客様。「他社では断られた場合でも対応してくれるところを探して、こちらにたどり着きました。ここにお願いして本当に良かったです！」との嬉しいお言葉をいただきました。

～豊中受付店データ復旧事例～　技術員より

SSDの突然の障害は避けがたいものですが、日頃の予防が大切です。映像制作のような大切なデータを扱う場合は、定期的なバックアップを心がけましょう。NASやクラウドサービスを併用し、最低2つの場所に保存することをお勧めします。
また、障害が発生した場合、無理に電源を入れ直したり、修復ソフトを試したりするのは避けてください。これによりデータがさらに損傷するリスクがあります。専門業者に早めに相談することが、復旧成功のカギです。