データ復旧事例

【三木市特急データ復旧事例】認識できなくなったTeraStationからの特急データ復旧に成功！（三木市製造業）

投稿日：2024.11.25 更新日：2024.11.25

メーカー：Buffalo(バッファロー) 社製
型番：TeraStation TS5410DN0404　容量:1TB×4
症状：アクセスできない
障害：Raid崩壊

期間：7日

三木市特急データ復旧事例：

三木市にある製造業のお客様から、「業務で使用しているバッファロー製のNAS、TeraStation TS5410DN0404のデータが突然アクセスできなくなった」というご相談をいただきました。TeraStationには1TBのHDDが4台搭載されており、交換品のHDDを装着後、NASが認識しなくなったとのこと。メーカーにも相談したものの、時間がかかるため急ぎの復旧には対応できないと説明され、実際にその場で診断ができる近隣の業者を探して、神戸三宮ラボにお持ち込みいただきました。

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三木市特急データ復旧事例：診断結果　

お客様が神戸三宮ラボにTeraStationをお持ち込み後、データ復旧専用機器を使用して無償診断を行いました。交換されたHDD以外の3台を重点的にチェックしたところ、TeraStationの3番slotのHDDに不良セクタが発生していることを確認しました。このHDDの障害により、RAIDが崩壊しNAS全体へのアクセスが不可能になっていました。診断結果をお客様にご説明し、迅速な復旧が可能であることをお伝えした上で、正式に復旧作業をご依頼いただきました。

三木市特急データ復旧事例：復旧作業

復旧作業では、TeraStationのRAID再構築を成功させるため、まず内部のHDDを個別に処理しました。3番slotに装着されていた不具合のあるHDDは、ST500DM002型の内蔵HDD（Optiplex3010）で、物理的な障害が確認されたため、ラボ内クリーンブースで分解を実施しました。同型の正常なHDDをドナーとして使用し、磁気ヘッドを摘出して移植。この作業によりHDDが正常に動作する状態を回復させることに成功しました。

次に、データ復旧専用機器PC-3000を用いてクローンディスクを作成しました。一般的な市販のクローンツールとPC-3000の違いについて、お客様には「PC-3000は障害ディスクの読み取りエラーを抑えながらデータを取得できるため、復旧精度が圧倒的に高い」という点を説明しました。高精度なクローンディスクを作成し、既存の正常な2台のHDDとクローンを併用して仮想RAIDを構築。TeraStation内のデータ領域にアクセスすることに成功しました。復旧したデータは、納品用HDDに安全に保存しました。

三木市特急データ復旧事例：復旧作業結果　

復旧データの確認は、リモートツールを用いてお客様と行いました。TeraStationに保存されていた最重要ファイルを中心に、複数のデータを確認した結果、全てのファイルが問題なく開けることを確認しました。お客様からは、「大事な経理関連のデータが無事に戻ってきて本当に安心しました」と喜びの声をいただきました。また、業務に必要なデータが全て揃っていることを確認できたため、納品用媒体を発送し、案件を無事完了しました。

三木市特急データ復旧事例：担当技術者より　三木市から発送頂きましたが、対面せずにスムーズにデータ復旧可能です

今回のケースでは、RAIDを構成する複数のHDDのうち1台に障害が発生した状態でのHDD交換が原因でRAID崩壊が引き起こされました。このような事態を防ぐため、TeraStationなどのRAID機器をご利用の場合は、障害が発生した際に早めに専門業者に相談することをお勧めします。特に、HDD交換時にはRAID構成を崩さないための適切な手順を理解する必要があります。また、データのバックアップを定期的に外部ストレージやクラウドに保存しておくことも重要です。

三木市特急データ復旧事例：まとめ

三木市のお客様からご依頼いただいたバッファロー製TeraStation TS5410DN0404のデータ復旧案件では、障害HDDの修復とRAID再構築を通じて、無事に重要な経理データを含む全てのデータを復旧することができました。三木市でのデータ復旧にお困りの方は、ぜひお気軽に神戸三宮ラボにご相談ください。TeraStationをはじめとするNASの復旧には豊富な実績があり、迅速かつ丁寧な対応で大切なデータを取り戻すお手伝いをいたします。