データ復旧事例

【TVで紹介】緊急対応アクセス不可で業務が止まってしまったランディスクからのデータ復旧（広島県広島市　法人様）

投稿日：2024.11.21 更新日：2024.11.21

メーカー：アイ・オー・データ製
型番：HDL-XR16TW
お客様の状況：ディスク交換に失敗した
障害：物理障害

お客様より～業務が停滞してしまい、HDL-XR16TWからのデータがすぐにでも必要！～

週末までは特に問題なく使用できていたのですが、週明けにHDL-XR16TWへのアクセスを行おうとしてもショートカットからのアクセスが出来ません。他の部署でも同じ現象が起きているとのことで、最速でデータを復旧できる方法がないかと相談させていただきました。社内全体の業務が停滞してしまっているので、出張などで対応を行ってくれる業者を探しています。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果～HDL-XR16TWからのデータ復旧は可能～

最悪の場合は機器をお預かりしての対応が必要であることをご理解いただいたうえで現地へ訪問し、専用機器を使用して初期診断を行いました。診断の結果、使用されているハードディスクからは物理障害となるような障害の発生はなかったため、論理障害での対応を行うことにしました。

HDL-XR16TWの復旧作業にチャレンジです

念のために使用されているすべてのハードディスクに対してクローン作業を行ってみたところ、すべてのハードディスクで全領域の情報の取得に成功しました。作成したクローンディスクからRAIDの再構築を行おうとしたのですが、クローンディスクの情報に違和感があったため、1台ずつクローンディスク上のデータ領域へのアクセス確認を行ってみると、それぞれのハードディスクごとに全く違うデータが存在していました。念のために担当者様に確認を行ってみたのですが、使用されているランディスクの設定自体は担当を始めてから一度も触ったことがなく、入社前から使用されていたとのことで、おそらく前任者が設定したのだろうということでした。作成したクローンディスクそれぞれからデータの取得を行い、すべてのデータを確保できたところで、ランダムにファイルをピックアップしてオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業の結果～HDL-XR16TWからの復旧率は99％以上～

確認できるすべてのデータの取得が完了できたところで、担当者様に取得できたデータの確認を行っていただきました。データ確認の際に担当部署の方が数名来られ、それぞれで取得データの確認を行っていただき、復旧作業成功と判断をいただくことが出来たため、復旧データとして全データのお渡しを行いました。

今回の復旧作業で99％以上のデータ復旧率と判断しています。

担当技術者～HDL-XR16TWのトラブルはクイックマンにお任せください！～

ここ数年、複数ディスクで構成されているNASではまず見かけることがなかったRAIDなしの単独ディスクでの運用をされている非常に珍しい設定でした。4台それぞれを単独のディスクとして運用されていると、1台モデルのNASと同じようにディスクでトラブルが発生した際の耐障害性の確保が行われていないため、障害状態によっては完全にデータを諦めなければならない場面に遭遇するようなリスクがあります。2台モデルであれば、RAID1を、4台以上のモデルであれば、RAID5もしくはRAID6を構築して耐障害性を確保したうえでの運用を行っていただくことが、事業継続のための重要な要素になります。