データ復旧事例

【上野受付店データ復旧事例】PCから認識できないバッファロー製ポータブルHDDからデータ復旧に成功（東京都台東区　建設業）

投稿日：2024.11.07 更新日：2024.11.07

メーカー：バッファロー製
型番：MiniStation HD-PCG1.0U3-BWA　容量：1TB
症状：認識できない
障害：重度物理障害
期間：7日間

【上野受付店データ復旧事例】お問合せ内容

今回ご相談をいただいたのは、台東区で建設業を営むお客様からでした。お客様は上野駅周辺でデータ復旧を行う店舗を探し、持ち込み可能な当社を訪れてくださいました。対象となった機器はバッファロー製のMiniStation HD-PCG1.0U3-BWA、1TBの外付けハードディスクです。保存されていたのは、各現場で撮影された施工写真や施工管理に必要な書類など重要なデータ。ノートPCに接続して使用するうち、突然「カチカチ」という異音が発生し、認識されなくなってしまったとのことでした。お客様は重要なプロジェクトの資料が含まれているため、2週間以内の復旧を希望されていました。

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【上野受付店データ復旧事例】診断と結果報告

持ち込まれたハードディスクの診断を実施したところ、メカニカル部分に問題があることが判明しました。カチカチという音は物理的な障害が発生している兆候であり、ディスク内部のヘッドやプラッタに損傷がある可能性が高いと考えられました。特に、外部からの振動や衝撃によってヘッドが誤作動を起こし、結果としてデータの読み取りができなくなるケースは珍しくありません。早急にクリーンルームでの開封作業が必要とされました。この診断により、お客様にはディスク自体が物理障害を起こしていることをお伝えしたところ、正式に復旧のご依頼を頂きました。

【上野受付店データ復旧事例】復旧作業の様子

復旧作業はまずクリーンルーム内でハードディスクを慎重に開封し、内部部品の状態を確認しました。今回のケースでは、ヘッドの損傷が発見されましたが、プラッタ自体には重大な損傷が見られなかったため、データ回収の成功率が高いことがわかりました。ドナーから取り出した正常に動作するヘッドパーツに交換した後、データ復旧専用機器で動作確認を行いました。問題ないデータ領域にアクセスできる事を確認し、時間をかけてデータのクローニングを行いました。磁気ヘッドを専用機器でコントロールし高精度のクローン作製を行い、結果99%以上の精度でクローン作製を行う事が出来ました。更にデータ解析後、各フォルダの構成や重要な施工写真、施工管理書類が無事に回収されることを確認しました。このプロセスには細心の注意を払い、データの整合性や品質にも妥協せず対応しました。結果的に、1週間程度で全体の復旧作業を完了し、目標納期の2週間以内にお客様へご報告することができました。

【上野受付店データ復旧事例】作業結果とお客様の声

データ復旧完了後、お客様には回収されたデータをリモートで確認をしていただきました。現場写真や施工管理書類など、必要な情報がすべて揃っていることを確認され、お客様は非常に安堵されていました。「これほど早く、しかも完全な形で復旧できるとは思っていませんでした。重要なプロジェクトに影響を与えることなく仕事を続けられることに感謝します」との評価をいただきました。また、復旧後の動作テストも問題なく行われ、安心して再使用が可能となりました。お客様の笑顔はスタッフにとっても大変励みとなりました。

【上野受付店データ復旧事例】技術員より

今回の経験を踏まえ、データの保全のためのいくつかの運用アドバイスをお客様へ提案しました。まず、外付けハードディスクは持ち運びが多いため、衝撃に強い保護ケースを使用し、移動時には可能な限り安定した環境で取り扱うことをお勧めしました。また、定期的なデータバックアップを取ることで、万が一障害が発生した際にも被害を最小限に抑えることができます。クラウドストレージやRAID構成のNASの導入も検討するとよいでしょう。これらの対策を取ることで、大切なデータをより長期的に守ることができると考えています。