データ復旧事例

【宝塚市出張データ復旧事例】持ち出し不可の外付けHDDから出張でデータ復旧に成功！（宝塚市　製造業）

投稿日：2024.11.06 更新日：2024.11.06

メーカー：I-O DATA製
型番：HDJA-SUT2R　容量：2TB
症状：フォーマットを求められる
障害：論理障害
期間：即日

宝塚市出張データ復旧事例　お問合せ内容

宝塚市の製造業のお客様より、「I-O DATA製 HDJA-SUT2R」のデータ復旧についてお問い合わせをいただきました。お客様は口コミで弊社のデータ復旧サービスを知り、特に迅速にNDA（秘密保持契約）の締結が可能で、さらに出張対応にも応じられる点を評価いただきました。使用されている機器の容量は2TBで、主に販管台帳、見積書、注文書、請求書、CADデータなど重要な情報が保存されており、約5年にわたり事務所でご利用されてきたとのことです。突然のフォーマット要求エラーメッセージが表示され、業務の早急な再開を求めて、できるだけ早く復旧してほしいというご依頼をいただきました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

宝塚市出張データ復旧事例　診断結果：本体基板の障害と判断

データ復旧専用機器を宝塚市のお客様の工場に持ち込み、無償診断を行いました。その結果、HDJA-SUT2Rのハードディスクは正常に電源が入るものの、内部で認識エラーが生じており、OSからフォーマットの要求が表示される状態でした。この症状はデータ領域が破損しているか、またはファイルシステムに不具合が発生している場合によく見られます。特に、長期間の使用やディスク容量の増加によるファイルシステムの損傷が原因となることが多く、今回は5年という使用期間からも劣化が原因と考えられました。さらに、CADデータなど容量の大きなファイルが複数保存されていたため、ディスク内部の断片化も進行していた可能性があります。このような状況から、クローン作成およびセクタごとの詳細な解析作業を行うことにより、データ復旧が可能と判断しました。但し、現地での作業で当日中全ての復旧作業を完了させる事が時間的に難しい事から最重要ファイルを先行納品し、残作業はHDJA-SUT2Rをお預りし当店で行う事が可能かお伺いすると、NDAの締結をデータ復旧作業と同時並行で進められるなら可能と言う事で特急プランでのご依頼を正式に頂きました。

宝塚市出張データ復旧事例　復旧作業

まず、データ保護のためにディスクのクローンを作成し、物理的な障害を取り除いたハードディスクを作成する事にしました。データ復旧専用機器は通常パソコン等では読み込めない障害が発生したデータ領域を読み込むことが可能になります。ハードディスク内の磁気ヘッドを専用機器で制御し、通常読み取る事が出来ない様なデータの痕跡を残さずクローニングする事に成功し、99.99%以上の精度でクローンディスクを作成する事が出来ました。次に、クローンディスクのパターン解析を行い障害が発生する直前の状態に復元する事が出来ました。

続いて、特に緊急度が高いとされるCADデータと販管台帳や見積書、注文書などの文書データの優先的な抽出作業に入りました。全てのファイルを確認する作業を実施しました。最終的には、一連の文書ファイルとCADデータを先行納品用ハードディスクに確保をしお客様にデータ確認して頂く事になりました。

宝塚市出張データ復旧事例　作業結果：お急ぎで必要だった過去に作成したCADデータも復旧成功！

復旧したデータの確認をお客様と共に行った結果、販管台帳、見積書、注文書、請求書、CADデータといった必要なすべてのファイルが正確に復旧されていることが確認されました。お客様からは「当初のフォーマット要求が嘘のようで、業務の再開が思ったより早くできて安心しました」という喜びの声をいただき、特にNDA締結の速さや出張対応のスムーズさを高く評価していただきました。また、データの整合性やファイルの欠損のない復旧結果に対しても、非常に満足していただけました。

HDJA-SUT2Rをお預りし持ち帰り、当店で残作業を行い納品用媒体にすべて確保し再度データ確認して頂き無事納品完了する事が出来ました。

宝塚市出張データ復旧事例　技術員より

今回のようなフォーマット要求エラーは、長期的な使用によるデータ領域の断片化や、ファイルシステムの劣化が原因で発生することが多くあります。そのため、今後同様のトラブルを防ぐためには、定期的なバックアップの実施が重要です。また、重要なデータを保存する場合、RAID対応のNASなど信頼性の高いストレージの導入も検討することをお勧めします。さらに、長期間使用する場合は、定期的なメンテナンスやデフラグを行い、ファイルシステムのエラーを事前に予防することも有効です。弊社では、今回のようなトラブルを防ぐための運用アドバイスも行っておりますので、今後もご相談いただければ幸いです