データ復旧事例

【三田市データ復旧事例】家族写真が見れない！認識できなくなったELECOM製外付けハードディスクからデータ復旧に成功！（三田市　個人ユーザー）

投稿日：2024.11.01 更新日：2024.11.01

メーカー：ELECOM製
型番：ELD-EEN010UBK　容量：1TB
症状：認識されない
障害：重度物理障害
期間：7日

【三田市データ復旧事例】お問合せ内容：ランプは点くが全く認識できず、電子音がする

三田市にお住まいの個人ユーザー様から、ELECOM製の外付けハードディスク「ELD-EEN010UBK」のデータ復旧をご依頼いただきました。こちらのハードディスクには家族の大切な写真や動画が保存されており、普段はバックアップとして使用しているものの、ある日PCに接続した際、ランプは点灯するもののパソコン側で認識されなくなったとのことです。USBケーブルの交換や再接続を試みても状況は改善されず、他社での復旧依頼では高額な見積もりが出たため、定額料金の当社を見つけてご相談いただきました。納期は特に急ぎではないとのことでした。

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【三田市データ復旧事例】診断と結果報告

お預かりしたハードディスクをデータ復旧専用機器で診断したところ、通電は確認できましたが、やはりPCで認識されない状態でした。さらに、通電時に「電子音のような異音」が発生しており、これは磁気ヘッドがプラッタに吸着している際に起こることが多い音であることを説明させていただきました。この状態は、重度の物理障害が疑われる症状です。慎重に診断を進めた結果、分解を伴う復旧作業が必要であると判断しました。障害の程度と見積もりについてご説明したところ、正式に復旧のご依頼をいただきました。内蔵されていたHDDはSEAGATE製のものでした。

【三田市データ復旧事例】復旧作業の流れ

まず、クリーンブース内で障害のあるハードディスクを分解し、吸着している磁気ヘッドを慎重に取り外す作業を行いました。この「ヘッド吸着解除」は、非常に繊細で技術的にも難易度が高く、クリーンブースという特別な設備がなければ対応できない作業です。磁気ヘッドを無事取り外した後、次に同じくクリーンブース内でドナーHDD（移植用の部品提供ディスク）から健康な磁気ヘッドを取り出し、問題のELECOM製ハードディスク「ELD-EEN010UBK」に移植しました。
移植が完了したところで、再度データ復旧専用機器に接続し、動作確認を行いました。無事にデータ領域にアクセスすることができましたが、不良セクタも多数確認されました。専用機器を使ってクローンディスク作成を行い、出来る限りエラーのない高精度なクローンを作成しました。このクローンディスクに全てのデータを移行することで、最終的にお客様の大切な写真や動画を安全に確保することができました。

【三田市データ復旧事例】作業結果

復旧が完了したデータを納品用のハードディスクに移行し、最終的な動作確認を実施しました。重要なファイルである家族の写真や動画も全て正常に閲覧可能であることを確認しました。データが無事に復旧されたことをご報告すると、お客様も「思い出が戻ってきて本当に嬉しい」と非常に喜んでおられました。また他社での見積もりが予想以上に高額で困っていたそうで、今回当社の料金体系の分かりやすさを非常に喜んで頂く事が出来ました。当社を選んでいただけたことにご満足いただき、スタッフ一同もほっといたしました。

【三田市データ復旧事例】技術員より

大切なデータの保護のためには、バックアップの二重化をおすすめします。外付けハードディスク一台のみの保存では、物理的な故障や障害に対処しきれない場合があるため、クラウドサービスや他の外付けデバイスなど複数の場所にデータを保存しておくことが安心です。また、普段使わない外付けディスクは、定期的に通電確認や動作チェックを行うと、突然の故障リスクを低減できます。