データ復旧事例

【TVで紹介】異音が発生しているQNAP製NASからのデータ復旧（大阪市東住吉区　法人様）

投稿日：2024.10.22 更新日：2024.10.22

メーカー：QNAP製
型番：TS-212 Turbo NAS
お客様からの症状：異音が聞こえて使用できない
障害：重度物理障害
期間：5日

お客様より：今朝から起動が出来ない。仕事のデータだけでも取り出してほしい。

事務所でデータの共有ができる何がが欲しいと知り合いに相談したところ、使用することがなくなったとのことで、TS-212 Turbo NASを譲り受けました。それから3年ほど使用していたのですが、データが見れなくってカチカチというような音が聞こえてきています。譲ってもらった知り合いに聞いてみると、ハードディスクが壊れているから専門の業者に頼むしかないとだけ言われてしまいました。仕事で使用しているエクセルなどのデータを取り出していただきたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断を行ってみた結果、異音の発生を確認しました。

障害機器を梅田大阪駅前店へお持ちいただき、データ復旧専用機器にて初期診断を行ってみました。1番のHDDは物理的な障害は見当たりませんでしたが挙動が不安定な状態で、2番のハードディスクからは起動開始からほどなくしてヘッド稼働不良による異音の発生を確認しました。念のために1番のハードディスクのデータ領域へアクセスを行ってみると、データの存在が確認できず、解析を行ってみてもデータの取得が出来ない状態であったため、RAID0が使用されている可能性が高く、2番のデータ復旧作業が必須となっているため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

TS-212 Turbo NASのデータ復旧作業にチャレンジです

1番のハードディスクに対してクローン作業を行いながら、2番のハードディスクのヘッド交換作業を行いました。ヘッド交換後の2番ディスクは、専用機器上での制御が可能な状態であったため、そのままクローン作業を開始しました。1番のクローン作業は全領域の情報取得に成功しましたが、2番のハードディスクはわずかですが不良セクタが残る状態になり、それぞれのクローンディスクを使用してRAIDの再構築を行ってみることにしました。RAID0の再構築を行ってみたところ、データ領域内にフォルダやファイルの存在が確認できたため、確認できたデータの一時取得を行い、取得できたデータのオープン確認を行うことにしました。ランダムにエクセルファイルを30ファイルピックアップしてオープン確認を行ってみたところ、2ファイルでファイル破損の発生を確認しました。オープン確認結果は90%の復旧率であったため、まずは復旧作業成功と判断し、お客様に取得できたデータの確認を行っていただくことにしました。

復旧作業結果：TS-212 Turbo NASからのデータ復旧に成功！

梅田大阪駅前店にお越しいただき、取得できたデータの確認を行っていただきました。お客様にて任意のファイルをピックアップしていただいてオープン確認を行っていただきました。オープン確認にて選択いただいたファイルはすべて正常に開くことを確認していただけたため、復旧作業成功とさせていただきましたが、クイックマンでのファイルのオープン確認時に、ファイル破損が見つかってきているため、一部のファイルの破損が発生していることをご理解いただいたうえで復旧作業成功とさせていただき、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：TS-212 Turbo NASのトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

パソコンや外付け機器などをまだ使用できるからということで譲り受けて使用されている機器がある場合、特に5年以上経過している機器については、障害の発生リスクが高くなるので注意をしていただく必要があります。メーカー保証などを含めた一切の保証期間が満了した状態で中古機器を受け取ることとなるため、何かしらのトラブルに遭遇してしまってもすべて自己責任で解決をさせていく必要があるため、多少の金額がかかってしまったとしてもメーカー保証などを受けることができる新品を購入いただくことをおすすめします。特に中古品に関しては、元使用者の方でも確認できないレベルで経年劣化が進み深刻なトラブルを引き起こす場合もあります。QNAP製機器を含めたNASのトラブルは、フリーダイヤルよりのクイックマンへご相談いただくことをお勧めいたします。