データ復旧事例

【赤羽受付店よりデータ復旧依頼】電気設備のメンテナンス後、アクセスできないQNAPからデータ復旧に成功（東京都北区　ITサービス業）

投稿日：2024.10.18 更新日：2024.11.05

メーカー：QNAP製
型番：TS-473-4G　容量：2TB×4
症状：認識されない
障害：RAID障害
期間：7日間

【赤羽受付店データ復旧事例】お問合せ内容：事業所内ブレーカー交換後、NASへアクセスできない

東京都北区で建設業を営むお客様から、NASが突然アクセスできなくなったとのデータ復旧に関するご相談を頂きました。ご利用されている機種はQNAP製のNAS　TS-431-4Gで、事業所内の電源設備工事後から共有フォルダ内の重要な顧客データや施工画像、案件・工数管理情報にアクセスできない状態との事です。営業担当者の判断で専門業者を探し、最寄りの赤羽受付店にNASを持ち込まれました。納期が迫る案件が複数あるため、「できるだけ早くデータ復旧してほしい」との強いご要望でした。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

【赤羽受付店データ復旧事例】診断結果：起動中の電源喪失で異常終了し、RAID崩壊したと診断

お預かりしたNASを専用のデータ復旧専用機器で診断したところ、物理的な損傷は見られませんでした。お話を伺うと、電源を落とすのを忘れたままブレーカー交換工事を行ってしまったとの事。RAID構成が崩壊していることと判断しました。RAID5で構成されていた本機は、電源を突然遮断したことでRAIDが崩壊し、正常にデータへアクセスできなくなっていたのです。NASの中には、工事の進捗管理や施工画像、顧客との契約に関する重要なデータが含まれており、早急な復旧が不可欠でした。お客様と相談のうえ、納品期限が近い案件に関わるデータを優先して復旧することを決定し、正式に特急プランでのご依頼を頂く事になりました。

【赤羽受付店データ復旧事例】データ復旧作業：専用機器上で仮想RAIDの再構築に成功

まず、RAIDの解析を行い、各ディスクの状態を詳細に確認しました。専用機器上で仮想RAIDを構築して、仮想RAID内のデータ領域からデータの確保を行います。TS-473-4G内のHDDを全て取り出し専用機器と接続します。無事、専用機器上でRAIDの再構築を行えたので、RAID内のデータを確認し納品用媒体にデータを確保していきます。最大6TBのデータ量を保存可能ですが、今回のお客様は2TBに満たない程度のデータ量だったのですがファイル量が多い為、確保完了に少し時間が掛かりました。お伺いしていたフォルダを確認しましたが、ランダムにデータを開くと30ファイル中30ファイル開く事を確認致しました。

【赤羽受付店データ復旧事例】作業結果：全てのデータが正常である事をリモートで確認

データ復旧作業が完了した後、お客様に最重要ファイルの確認をお願いしました。特に、顧客データや納品が迫っている案件の進捗管理ファイルが無事に復旧されていることを確認いただき、「これで無事に取引先に提出できます」と安心の表情を浮かべていました。また、現場の施工画像もすべて揃っており、業務を止めずに続けられる状態になったことに、大変ご満足いただけました。「迅速に対応していただき、本当に助かりました」と感謝の言葉を頂きました。

【赤羽受付店データ復旧事例】技術員より

今回のように電源トラブルによるRAID崩壊は、突然発生することが多いです。そのため、無停電電源装置（UPS）の導入を推奨します。電源が安定しない環境でも、UPSがあることでデータの損傷を防ぐことが可能です。また、NAS内のデータは、別の場所やクラウドに定期的にバックアップを取ることで、万が一のトラブル時でも迅速に復旧ができます。設備の定期メンテナンスも重要ですので、NASの稼働状況を日々チェックし、不調を感じたら早めに診断を受けることをお勧めします。