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【TVで紹介】落下後接続不可！垂水区内の事業者様より緊急依頼からデータ復旧に成功！(神戸市垂水区　サービス業）

2024.10.04

メーカー：バッファロー製
型番：HD-CXT1.5TU2　容量：1.5TB
症状：認識できない
障害：重度物理障害
期間：4日間

垂水区緊急データ復旧事例　お問合せ内容：落下後、HDDを認識できなくなっていた

神戸市垂水区でサービス業を営まれているお客様から、店舗への持ち込みでご依頼をいただきました。使用していたのは、バッファロー製の外付けHDD「HD-CX1.5TU2」。この機種は暗号化機能があり、重要なデータを保護するために便利な製品ですが、落下させた後、アクセス不能になってしまったとのことです。業務に必要なデータが保存されており、早急な復旧を希望されていました。納期としては1週間を目安に対応可能との説明をし、まずは診断を進めることになりました。

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垂水区緊急データ復旧事例　診断結果：磁気ヘッド損傷による重度物理障害と診断

お預かりしたHDDをデータ復旧専用機器を用いて早速診断したところ、データ領域にアクセスする事が出来ない事が分かりました。尚且つハードディスク内部から電子音のような音を確認しました。この音の確認でヘッド吸着という物理的な障害が発生していると判断しました。ヘッド吸着とは、ハードディスクのデータを読み取る部分がディスク表面にくっついてしまう状態であり、これによってディスクが回転できず、データの読み書きが不可能になります。また、ディスク上には不良セクタ（データが破損している領域）が発生している可能性もあり、これもデータ復旧を困難にする要因となっていました。HDDの状態から判断すると、一般的なソフトウェアによる復旧は不可能であり、クリーンブース内での専門的な物理作業が必要となることをご説明しました。お客様には復旧の可能性と作業内容、また、1週間程度の納期が必要であることをお伝えし、ご了承いただいた上で作業に取り掛かりました。

垂水区緊急データ復旧事例　復旧作業：磁気ヘッドの移殖及び精密なクローンディスクの作製に成功

診断結果に基づき、まずはクリーンブース内でのヘッド吸着の解除作業を行いました。クリーンブースは、埃やゴミがない無塵状態を保つ環境であり、非常に繊細なハードディスクの内部作業には欠かせない設備です。専用の工具を使用して、慎重にヘッドをディスク表面から取り外し、ディスクが正常に回転する状態に戻しました。その後、専用機器を用いてクローンディスクの作成に進みました。不良セクタが複数存在していましたが、これらを回避しながら可能な限りデータを復旧することに成功しました。高精度なクローンディスクを作成した後、復旧したデータを新しい納品用のHDDに確保し、全ての作業を完了しました。データの損失を最小限に抑えられたことで、最終的な復旧率も高く、安心してお客様にお渡しできる状態となりました。

垂水区緊急データ復旧事例　作業結果：最重要データを含めたすべてのデータが復旧！

復旧作業が完了した後、お客様にご来店いただき、納品用HDDを用いてデータの確認をしていただきました。大切な業務データやお客様情報などが無事に復元されていることが確認でき、当初の懸念が解消された様子でした。お客様は「重要なデータが戻ってきて本当に安心しました。これで業務が再開できます」と大変喜んでくださいました。作業はスムーズに進行し、納期も約束通り1週間以内に完了。データ復旧が成功したことで、お客様のビジネス活動への影響を最小限に抑えることができました。業務再開に役立てたことに、私たちも非常に嬉しく思っています。

垂水区緊急データ復旧事例　技術員より

今回のようにHDDの物理障害が発生する原因の一つに「落下」があります。外付けHDDは持ち運びの際や設置場所に十分気をつけることが重要です。また、重要なデータを扱っている場合、定期的にバックアップを取ることを強くお勧めします。バックアップ先としては、クラウドサービスや別のHDDを使うのが効果的です。さらに、暗号化されたデータを使用している場合、復旧作業がより複雑になることがあるため、暗号化キーを安全な場所に保管することが大切です。こうした対策を講じることで、今後のデータ消失リスクを大幅に減らすことができます。