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【TVで紹介】西区玉津から緊急データ復旧持ち込み依頼　休み明け接続できなくなったLANDISKからのデータ復旧事例(神戸市西区　卸売業）

2024.09.27

メーカー：I-O DATA製
型番：HDL4-Z19SATA-16-U　容量：4TB×4
症状：接続できない
障害：RAID障害
期間：4日

神戸市西区玉津町よりデータ復旧依頼　お問合せ内容：休日明け出勤するとLANDISKにアクセスできない

神戸市西区玉津町にある卸売業者の担当者様より、週明けに出社された際、I-O DATA製のNAS　LANDISK（型番：HDL4-Z19SATA-16-U）にアクセスできなくなったとのご連絡をいただきました。本体を確認したところ、エラーランプが点灯しており、業務に必要な重要データにアクセスできない状況に陥っているとのことでした。特に、来週末に控えている取引先との会議で使用する資料がNAS内に保管されているため、4日以内に何とかデータを復旧してほしいという緊急のご依頼でした。

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神戸市西区玉津町よりデータ復旧依頼　診断結果：磁気ヘッド損傷による重度物理障害と診断

診断を行うため、まずはLANDISK内蔵のHDDをお持ち込み頂き、データ復旧専用機器を用いて診断を行いました。お客様のNASは、4台のHDDを搭載しRAID5構成で運用されており、1台のHDDに障害が発生してもデータを保護できる仕組みとなっています。しかし、診断を進めたところ、2台のHDDにもエラーが発生していたことが確認されました。このため、RAID構成が崩壊し、データにアクセスできない状態に陥っていたのです。

障害の状況としては、1台目のHDDはHDD内の磁気ヘッドと呼ばれる部品が正常に動作しておらず、重度物理障害が発生していました。もう1台のHDDはファームウェアの問題でデータの書き込みができなくなっていたことが判明しました。通常であれば、RAID5では1台のHDD障害に耐えられますが、1台目のHDDを故障した状態で運用しておられ、その後2台目のHDDがファームウェアの問題で正常に動作出来なくなりRAID崩壊した為アクセス出来なくなったと推測しました。

神戸市西区玉津町よりデータ復旧依頼　復旧作業：仮想RAIDで再構築を行いデータの確保に成功

診断結果に基づき、2台目のHDDに発生しているファームウェアのトラブルを解消させる必要があります。専用機器を使用して2台目のHDDに納められているデータのクローンディスクを作成し、損傷部分を避けながらデータを抽出しました。この過程は非常に精緻な作業であり、慎重に行わなければデータがさらに損傷するリスクがあるため、2日間かけて進めました。最終的に、3台のHDDで仮想RAIDを構成する事で業務に不可欠なファイルや顧客資料を含む99%以上のデータの抽出に成功し、安全に保存できる状態を確保することができました。

神戸市西区玉津町よりデータ復旧依頼　作業結果：重要データが復旧し、業務が行えるように！

復旧作業が完了した後、お客様に復旧したデータの内容を確認していただきました。重要な業務管理ファイルや顧客ごとの資料が全て無事に復旧されていることが確認でき、お客様からも非常に感謝の言葉をいただきました。お急ぎの案件であったため、復旧作業のスピードと高い復旧率に満足していただけたことが私たちにとっても嬉しい成果となりました。データはお客様のご要望に従い、新しいポータブルHDDに移行し、お預け頂いてから4日間という短い期間で納品を完了しました。

神戸市西区玉津町よりデータ復旧依頼　技術員より

今回の障害は、以前のご担当者退職され、メンテナンスを含めてLANDISKの状況を分かっている人がいないから起こったと考えられます。動いているから大丈夫ではなく、HDD自体も劣化する機会なので定期的にメンテナンスが必要です。またバックアップを取られていなかった為問題が大きくなってしまったと言えます。バックアップ用の機器を用意しておくことをお勧めいたします。