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加古川駅周辺緊急データ復旧事例：停電後起動しなくなったファイルサーバーを即日対応でデータ復旧に成功(加古川市運送業)

2024.08.01

メーカー：富士通製
型番：PRIMERGY TX100 S1 容量：1TB×4
症状：起動しない
障害：複合障害
期間：翌日先行納品　1種間

加古川駅周辺緊急データ復旧事例＿お客様より：社内設備工事中に電源落とし忘れていたサーバーが起動しなくなった

加古川のお客様より緊急で対応できないかと言うご相談を頂きました。

本日お客様の社屋内で設備工事があり電源を落としておかないといけないPRIMERGYを落とし忘れていて、工事完了後にアーバーにアクセスできない事に気付いたとの事でした。その後起動させ筐体に通電はするもののサーバー自体は立ち上がらないとの事でした。

サーバーのOSはWindows2008サーバーと古く、内蔵のHDDはデータ領域に1TB×4でRAID構成との事です。

今日明日にでも必要なデータをサーバーに置いたままで作業されていたとの事とその他のデータも7～10日後には必要なものがあるので大変お急ぎと言う事でした。出張でのご対応をご要望されていたのですが、復旧作業や機器の準備をしてからお伺いさせて頂くよりお越し頂いた方が時間のロスが少ない事をお伝えしました。そうすると今からお越し頂けるとの事ですぐにご対応できるように準備をしてお待ちしました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

加古川駅周辺緊急データ復旧事例_診断結果：システム用HDDから異音。重度物理障害が発生している事を確認

すぐにご来店下さりHDDをお預りしました。早速診断を開始します。

まずRAID5の4台で構成されているのではなく1台はOSが入っており、残り3台をRAID5で構築している事が分かりました。ただOSのHDDは通電後「カッチンカッチン」と異音が発生しているのが分かり、重度物理障害が発生している事が分かりました。

RAID構成の3本についてはそれほど広範囲ではなさそうですが不良セクタが発生している事が分かりました。お客様に再度ヒアリングを行ったところ、ファイルサーバーとして利用しているだけなのでOSやユーザー領域に必要なデータはないとの事した。

3台のクローン作製を行い、3台のクローンディスクで仮想RAIDを構築する事でデータ復旧が出来る可能性がある事をお伝えしました。とにかくお急ぎでと言う事で特急での復旧作業のご依頼を正式に頂きました。

加古川駅周辺緊急データ復旧事例_復旧作業：仮想RAIDの構築に成功

まず今の状態で仮想RAIDを構築する事が出来るか確認してみました。するとRAIDを構成する事が出来ました。現時点でも構築が出来たので不良セクタはRAIDファイル領域には発生していない事も分かりました。お客様に最重要データの場所とファイル名をお伺いするとそのデータを確認できたので別のHDDにデータを確保しランダムにフォルダ内のファイルをオープン確認すると開く事が出来ました。お客様にもご確認頂くとすべて問題ないとの事でしたので確保したHDDをレンタルHDDとしてお渡しし、先行納品を完了しました。

お客様より、「本当に助かりました。ありがとう」と何度も言って頂き、お力になれる事が出来て本当に良かったと感じました。

ただ確実に不良セクタは発生しているので現段階では損失しているデータが間違いなくあります。次にHDDのクローン作製を行いました。クイックマンのデータ復旧専用機器は普通のコンピュータなどではアクセスできない不良セクタにもアクセスする事が可能です。そこで磁気ヘッドの制御を行い読み取る時間の調整をしながら時には負荷をかけてデータの回収を行います。不良セクタ上のデータも含め丁寧に取り残しなくデータをクローンを行い結果、3台とも99.99%以上の精度でクローンを作製する事が出来ました。

今度はクローンディスク3台で仮想RAIDの構築を行います。無事RAIDを構築する事が出来たのでRAID内のデータ領域からお客様のデータを確保します。ファイル容量は6TB超でファイル数は100万ファイルを超えました。

作業中もお客様へは小まめに進捗報告を行います。データ確保にはかなりの時間を費やしましたが完了の目途が立ったのでお客様にデータ確認にお越し頂く様ご連絡しました。