データ復旧事例

アクセスできなくなったQNAP製NAS（TS-664）からのデータ復旧（アクセスできなくなった　RAID5物理障害　大阪府守口市　サービス業）

投稿日：2024.07.27 更新日：2024.07.27

メーカー：QNAP製
型番：TS-664
お客様からの症状：外部からのアクセスができなくなった
障害：RAID5物理障害
期間：3日

お客様より

QNAPのNASを会社事務所に設置していて利用しています。先日突然つながっているすべてのパソコンでアクセスできなくなり、業務がストップしてしまいました。2～3日であれば各PCのローカルファイルで対処できそうですが、それ以上は業務ができない状況です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果

データ復旧クイックマン心斎橋本店にQNAPのNASTS-664をお持ちいただき、内蔵されている6台のHDDの診断を実施いたしました。診断の結果、　6台中2台のHDDに物理障害が発生していました。状況からRAID5で構成されていたものがHDD2台の故障により正常稼働できなくなったと考えられます。

データ復旧作業にチャレンジです

物理障害が発生している2台のHDDのクローン作業を実施いたしました。作業の結果2台とも99.99％以上のデータを読み取ることができました。正常な4台のHDDとクローンHDD2台でRAID5を構成しました。作業の結果お客様のデータが確認できました。

復旧作業結果

復旧データを作業用のHDDに保存し、お客様にも再度ご来店いただき復旧データの状況をご確認いただきました。確認の結果、業務のデータが復旧できているとのことで、復旧データをご納品用外付けHDDにコピーしお渡しさせていただきました。

担当技術者より

QNAP製のNASで4ベイ以上のものはほとんどの場合でRAID5かRAID6で構成されています。RAID5で構成されているものは内蔵されているHDD1台まで故障してもデータにアクセスすることができますが、2台故障してしまうとデータにアクセスできなくなってしまいます。RAID6の場合はHDD2台までの故障は大丈夫ですが、3台故障してしまうとデータにアクセスできなくなってしまいます。QNAPのNASのステータスランプやHDDランプを日々点検することで防ぐことができますので注意しましょう。