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王子公園駅データ復旧事例 – 認識しない外付けハードディスクをお持ち込み頂き、データ復旧に成功（神戸市中央区

2024.07.19

メーカー：I-O DATA製
型番：HDC-LA3.0　容量：3TB
症状：PCに認識されない
障害：重度物理障害
期間：10日

王子公園駅データ復旧事例_お客様より：接続してもPCで認識されない

外付けハードディスクのデータについてご相談を頂きました。お客様は一般ユーザー様で、デジカメで撮影された写真や動画を外付けHDDに保管されていたそうです。画像や動画を利用する機会があり、久々にPCに接続するものの、PC側で外付けハードディスクを全く認識しないとの事です。別のPCに接続し確認しても同じ状況だったので外付けハードディスクの問題と思いご連絡下さったようです。診てみないと分からないので一度ご来店頂けないかお伺いすると、すぐにお越しになられる様でしたので、当店の場所をご案内しました。

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王子公園駅データ復旧事例_診断結果：全く通電せず、基板不良の可能性

すぐにご来店下さりお話をお伺いしました。外付けハードディスクが最後に正常に動作していたの確認したのが1年ほど前との事。今回、ご子息様がご結婚されるとの事で、アルバム作成に必要な画像を確認しようと思い起動させるも認識できなかったとの事でした。お持ちの外付けハードディスクはI-O DATAのHDC-LA3.0。お預りをし、外装を取外しデータ復旧専用機器で診断を行いました。電源とつなげるもドライブのモーターも回らず通電不可の状態です。目視では分かりませんが基板に損傷があると判断しました。また、以前起動していた時も読込みが遅かったり、読み込んでいる途中にフリーズする等のトラブルがあったと言うお話を伺っていました。動作できるようになった後で再度診断を行う必要がある事をお伝えしたところ、正式に復旧のご注文を頂きました。

王子公園駅データ復旧事例_復旧作業実施：基板交換とチップの移殖に成功

まずは外付けハードディスクの基板と全く同じ基板を調達しなければいけません。同じ型番のハードディスクだから基板も同じとは限らないのでしっかり基板を確認し調達を行いました。そして基板内のチップにドライブの固有情報が入っている為交換した基板のチップを取外し、正常動作品の基板に移殖する必要があります。繊細な作業になりますが無事成功しました。再度専用機器に接続し診断を行うと予想通り不良セクタが広範囲に広がっているのが確認できました。次に物理障害のないハードディスクへデータのクローンを作製します。パソコンは不良セクタが発生しているデータ領域にアクセスが出来ません。専用機器であれば不良セクタが発生しているデータ領域にもアクセスが可能で、尚且つ不良セクタ上のデータを障害の程度にもよりますが読み込むことも可能です。ハードディスク内のデータを実際に読み込む部品である磁気ヘッドを直接制御し、読み取る時間などのパラメータを調整する事によって精度の高いクローンを作製します。最終的には99.7%以上の精度でクローンを作製できました。クローンディスクからデータを確保し、お客様にデータ確認頂く様ご来店をお願いしました。

王子公園駅データ復旧事例_復旧作業の結果　大事な写真データの復旧に成功

確保したデータをお客様にご確認頂きました。枚数も多いので全てご確認頂く事は出来ませんが、確認頂いたファイルはすべて開く事が出来たと大変喜んで頂けました。1時間ほどご確認頂き、「問題なし、本当に有難う」と言って頂いた時、お力になれて良かったと思いました。確保したデータを別のハードディスクにコピーし、無事納品する事が出来ました。