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神戸六甲データ復旧事例 – 昨日まで使えていたポータブルHDDが急に認識されなくなった場合の復旧事例(灘区建設業)

2024.07.10

メーカー：ADATA製
型番：AHV620S-4TU31-CBK 　容量：4TB
症状：ハードディスクをPCが認識しない
障害：重度物理障害
期間：5日間

神戸六甲データ復旧事例/お客様より：昨日まで使えていたが今朝から認識できなくなった

灘区の法人様よりポータブルHDDのご相談を頂きました。お使いになっているポータブルHDDが今日突然認識できなくなったとの事でした。お仕事上のデータが詰まっているので非常に重要との事でした。当初は六甲受付店へのお持ち込みをご想定されておりましたが、早急に何とかしたいとのご要望でしたのでその場で即データ復旧診断が行える神戸三宮ラボもご案内しました。お持込頂ければすぐ診断できますので早急な対応をご要望なのであれば如何ですか、とご案内すると、「今からすぐに向かう」との事でした。

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神戸六甲データ復旧事例/診断結果：基板不良による障害と診断

ご来店頂き早速診断を行いました。お持込頂いたADATA製ポータブルHDD AHV620S-4TU31-CBKを外装から取外し、データ復旧専用機器に接続し診断を行いました。診断の為通電させますが、全く通電しません。基板を取外し確認をするも目視では分かりませんが、ドライブが回転しない事から基板の交換とチップの移植が必要な重度物理障害である事が分かりました。お客様にご案内すると、1週間以内の復旧をご要望されました。特急プランでご依頼を頂きましたので、早速作業に取り掛かりました。

神戸六甲データ復旧事例/復旧作業実施：ドナーから基板を移植し、ドナー基板に既設チップを移植する事に成功！

AHV620S-4TU31に使われていたHDD基板と全く同じ正常動作品を用意しました。このHDDをドナーとして利用します。まずは障害HDDから基板を取り外します。そして基板からROMチップを取り外すことに成功しました。次はドナー基板をHDDから取り外します。その後障害基板から取り外したROMチップを正常動作品の基板に取付けました。HDD本体に接続し再度動作確認を行いました。無事通電を確認できました。データ領域にアクセスしましたが、一部不良セクターが発生している事が分かりました。不良セクタの発生していないHDDにAHV620S-4TU31のクローンを作製します。専用機器にAHV620S-4TU31を接続し磁気ヘッドを制御しながらデータを確保していきます。パラメーターを調整しながらクローンデータを取得し、無事99％以上の精度でクローン作製する事が出来ました。クローンディスクから納品用媒体にデータを確保します。お客様にご連絡し、確保したデータの内容を確認頂くためご来店をお願いしました。

神戸六甲データ復旧事例：復旧作業の結果　現在取り掛かっている業務データの復旧に成功

お客様に再度ご来店頂きデータ確認をして頂きました。現在進行中の業務に関するデータがお急ぎで必要なデータになられるので、まずそのファイルが正常か確認頂きました。確認頂いたすべてが問題ないとの事で非常に喜んで頂きました。その他のファイルも確認頂きましたが特に問題が無いとの事で復旧成功とさせて頂きました。確保したHDDを納品させて頂き、案件終了となりました。