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加古川データ復旧事例 – カチャンカチャンと異音がするI-O DATA製ポータブルHDD HDPX-UTSC2Kからデータ復旧に成功(加古川市個人ユーザー)

2024.06.25

メーカー：I-O DATA製
型番：HDPX-UTSC2K　容量：2TB
症状：認識できない
障害：重度物理障害
期間：10日

加古川データ復旧事例：お客様より　ぶつけてしまい、異音がして認識されなくなった

加古川のお客様より御連絡を頂きました。神戸の大学に通われているお客様で、通学中にカバンをぶつけてしまったそうです。投稿後、PCに接続しても認識されないとの事でした。通電はしてるようですが異音が聞こえるとの事。重度物理障害の可能性が高いので、それ以上接続せずにお持込頂く事をご案内すると、当店にお立ち寄り頂けるとの事でした。ご予約させて頂き、お越しになるのをお待ちしました。

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加古川データ復旧事例：診断結果　カチャンカチャンと異音を確認　重度物理障害と診断

ご来店頂き、確認の為一度だけデータ復旧専用機器に接続し通電をした所、異音を確認したのですぐに通電を止めてお客様に診断結果をご案内しました。磁気ヘッド呼ばれる部品が正常に動作していない為起こっている重度物理障害とお伝えしました。HDPX-UTSC2Kにはどのようなデータが入っているか確認をすると、論文のデータが入っているとの事でした。非常に重要で何とか復旧して欲しいと正式にご依頼頂きました。早速作業を進めていきます。

加古川データ復旧事例：復旧作業実施　クリーンベンチで分解　ドナーから磁気ヘッドの移植に成功

まず最初にHDPX-UTSC2K内の壊れた磁気ヘッドを正常動作品の磁気ヘッドと交換する必要があります。クリーンベンチ内で分解開封し壊れた磁気ヘッドを取り出します。次にドナーから正常に動作している磁気ヘッドを取出しお預かり品に移植します。再度専用機器に接続し診断を行ったところ異音が消えデータ領域にアクセスする事が出来ました。不良セクタが発生していた為、専用機器でクローン作製を行いました。磁気ヘッドを専用機器で制御し調整しながら作業を進め、99%以上の精度でクローン作製ができました。納品用HDDにクローンディスクからデータを確保します。

加古川データ復旧事例：復旧作業の結果　重要な論文データが無事に復旧

無事データを確保できたのでお客様にご連絡をし、データ確認にお越し頂く様ご案内しました。再度ご来店頂き確保データを確認頂くと、論文データを問題なく開く事が出来て非常に喜んで頂けました。3枚ほど画像データに欠けが生じていたのですが、他の画像で対応可能なので問題ないとの事でした。納品用HDDをお渡しし無事案件終了となりました。