クイックマンからのお知らせ

神戸住吉データ復旧事例 – 落下後「プップップッ」という音が発生するようになり、故障させてしまったと諦めていた認識されないヘッド吸着ポータブルHDDからデータ復旧に成功(東灘区個人ユーザー)

2024.06.22

メーカー：東芝製
型番：CANVIO HD-TPA4U3-B　容量：4TB
症状：認識されない
障害：重度物理障害
期間：2週間

神戸住吉データ復旧事例：お客様より　落としてしまって、その後はPCに接続しても認識されず

住吉にお住いの方よりデータ復旧のご相談を頂きました。半年以上前に利用していたポータブルHDDを落としてしまい、その後PCに接続しても認識されなくなってしまったそうです。ほかのPCに接続しても同じように認識されなかったのでどうすればいいか分からず放置されておられたとのことでした。たまたま当店のお客様がご友人がおられ、当店のことを教えてもらったとのことでご連絡頂いたそうです。まずは診断をさせて頂きたい旨をお伝えするとご来店頂けるとの事でしたので後日お越し頂ける様にご予約させて頂きました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

神戸住吉データ復旧事例：診断結果　ヘッド吸着発生時の異音を確認

お客様にご来店頂き、東芝製のポータブルHDD、CANVIO HD-TPA4U3-Bをお預かりしました。外装を取り外しデータ復旧専用機器で診断を始めると通電は確認できましたがドライブが動作していません。よく聞くと「プップップッ」と電子音のような異音を確認しました。これはHDD内部のデータを保存する「プラッタ」という部品に、データを読み書きするための部品「磁気ヘッド」が吸着してしまい正常に動作できないときに発生する音です。分解を伴う重度物理障害であることがわかりました。またプラッタと磁気ヘッドが接触していることからプラッタに傷が入っている可能性があります。お客様に診断結果をお伝えしたところ、正式にご依頼をいただきました。早速実作業に着手します。

神戸住吉データ復旧事例：復旧作業実施　クリーンベンチ内でHDDの分解後、プラッタと磁気ヘッドの取り外しに成功

HD-TPA4U3-Bをまず初めに分解します。目に見えないような小さなホコリでもHDDにとっては大きな障害になり得ます。クリーンベンチの中で作業を行いました。プラッタに吸着した磁気ヘッドを確認することができました。非常に難易度の高い作業になりますが、クイックマンの技術者は過去に5000台以上のHDDを復旧してきた経験と実績のあるスペシャリストです。無事プラッタから磁気ヘッドを外すことができました。改めて専用機器に接続し動作確認を行ったところ不良セクタが発生していることを確認しました。次に専用機器を使ってHD-TPA4U3-Bの内蔵HDDのクローン作製を行います。不良セクタが発生している物理的な障害が発生している領域にアクセスすることができません。なので障害が発生していないHDDにHD-TPA4U3-Bのデータをそのまま写し取り、パソコンからでもアクセスできるようにしなければなりません。専用機器は不良セクタが発生している領域にもアクセスすることが出来ます。さらに専用機器から磁気ヘッドを直接制御することが可能です。データの読み取り時間などを調整することで不良セクタ上のデータを読み取ることも可能です。結果、98.5％以上の精度でクローン作成が出来ました。クローンディスクからデータの確保が完了したので、データ確認の為にご来店頂くようご連絡しました。

神戸住吉データ復旧事例：復旧作業の結果　思い出が詰まったお写真を復旧することに成功

お客様に再度ご来店頂き、データ確認を行って頂きました。ファイル点数が多かった為すべてのデータをご確認頂くことは出来ませんが、1時間ほどご確認頂き、一部に画像の欠けや開けないものがあったものの、問題ないと言って頂きました。お客様より「本当にありがとうございました」とお言葉をかけて頂き、お力になれてよかったと思えました。納品用のHDDをお預かりし、確保データをコピーし配送納品を行い案件完了となりました。