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姫路データ復旧事例 – HDD交換後、アクセス出来なくなったNASからのデータ復旧に成功(姫路市運送業)

2024.06.21

メーカー：ASUSTOR製
型番：LOCKERSTOR 2 AS6602T　容量：2TB×2
症状：HDD交換後認識できない
障害：RAID障害
期間：5日

姫路データ復旧事例：お客様より　ADMのメッセージでHDDを交換　その後アクセス出来なくなった

姫路のお客様よりデータ復旧のご相談を頂きました。ご利用に案っている機器はASUSTOR製のNAS LOCKERSTOR 2 AS6602Tとの事です。2TBのHDDを内蔵しておられRAID1で構成されて使っていたと伺いました。ADMと言うASUSTOR製NAS専用OSからメッセージが表示されておりDRIVE2のHDDに異常が発生しているとの事でHDD交換を促されたようです。手順に沿ってHDD交換を行ったのですが、その後3日たっても正常に起動する事はなく困っているとの事でした。毎日利用するようなファイルはローカルに保存されておられ、とりあえず業務に支障は出ていないものの、締前後で必要なファイルやクライアントへ定期的に提出が必要なデータがある為、2週間で復旧納品をご要望されていました。まずは診断をさせて下さいとお伝えし、当店のご住所をご案内し郵送頂けるとの事でしたので着荷をお待ちしました。

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姫路データ復旧事例：診断結果　リビルド中の負荷による障害発生の可能性

お客様より送って頂いたASUSTOR製NAS LOCKERSTOR 2 AS6602Tを受け取りをし、早速診断を行います。まず交換したDRIVE2のHDDをデータ復旧専用機器に接続し診断した所、データはほとんど入っておりませんでした。DRIVE1のHDDを診断すると不良セクタが発生している事が確認できました。RAID機器のHDD交換で稀に発生するのですが、障害が発生したHDDも交換を促されていないHDDも新品を購入したとするならば同じ経年劣化が発生してもおかしくないのですが、個体差で障害が発生するにはバラツキがあります。ただ普段の利用状況よりも負荷が高いリビルドに耐え切れず障害が発生してしまう事があるのですが、恐らくこのNASはその状況だと判断しました。お客様に、物理障害の処置とRAID障害の処置を行う事で復旧可能とお伝えしました。

姫路データ復旧事例：復旧作業実施　LOCKERSTOR 2 AS6602T内蔵HDDのクローン作製をし仮想RAID構築に成功

まずはDRIVE1に接続され物理障害が発生していたHDDから障害と取り除いた状態にしないといけません。そこでDRIVE1のデータを高い精度で障害の発生していないHDDへ写すクローン作製を行います。通常市販されているクローン作製可能な機器と言うのは実は物理障害が発生しているデータ領域とその周辺の障害が発生していないデータ領域も読み飛ばしてしまいます。これはその機器を扱っているのが普通のPCになり、PCはその障害領域を読む事が出来ない為このような仕様になります。しかし当店の専用機器は通常のPCとは違うため障害が発生しているデータ領域そのものにアクセスする事が出来、セクターにデータが残っていれば磁気ヘッドを制御し写す事が出来る機器になります。またこの機器自体の取扱にも非常に技術や経験が必要ですが、クイックマンには大手データ復旧会社で5000台以上のデータ復旧を成功させてきたエキスパートが居りますので安心してお預け頂けます。最終的に99.999%以上の精度でクローン作製をする事が出来ました。クローンディスクを専用機器に接続しRAID解析を行い、仮想RAIDを専用機器上で構築します。無事仮想RAIDの構築が完了したので、RAID上のデータ領域からお客様の保存データを納品用媒体に確保します。当店でもランダムに30ファイル程開いてみましたが問題なく開く事が出来ました。お客様にお伝えしデータ確認をご案内します。

姫路データ復旧事例：復旧作業の結果　確認した全てのデータで復旧成功

姫路のお客様のオフィスから当店にリモートでアクセスして頂き、データ確認を行っていただきました。クライアント様に提出しなければいけないファイルや画像、すべて問題ないと非常に喜んで頂けました。また納期もお客様が想定していた半分の期間で復旧出来た事を高く評価して頂きました。お客様に当店でご用意した、納品用データが入ったHDDをお渡しし案件終了となりました。