データ復旧事例

【TVで紹介】何かが焦げたにおいがする外付けハードディスク(HD-LC4.0U3/N)からのデータ復旧（大阪府高槻市　自営業）

投稿日：2024.05.28 更新日：2024.05.28

メーカー：バッファロー製
型番：HD-LC4.0U3/N
お客様からの症状：焦げたにおいがする
障害：重度物理障害
期間：3日

お客様より：久しぶりに外付けハードディスクを使用すると、焦げたようなにおいがする。

仕事のデータやプライベートのデータのバックアップを行おうとHD-LC4.0U3/Nをパソコンに接続すると、プラスチックが溶けたような焦げたにおいがしてきたため、とりあえず電源を抜きました。もう一度パソコンに繋いでみましたが、やはり焦げたにおいがするので電源から外してそのままにしています。家族や趣味の写真、仕事のデータなどを保存しています。できる限りすべてのデータを取り戻していただきたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：制御基板が焼けてしまっているため、まずは交換作業が必須です。

HD-LC4.0U3/Nからハードディスクを取り出し、ハードディスクに組付けられている制御基板を取り外して状態確認を行うと、基板上にある部品の一部が焼け焦げており、基板自体の交換と調整が必要となるため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

HD-LC4.0U3/Nのデータ復旧作業にチャレンジです

ハードディスクの制御基板を交換し、データ復旧専用機器にて状態の確認を行いました。起動から認識までは正常に行えていたのですが、データry法域内へのアクセスを行うとカチカチという異音を発生させながらデータアクセスを行っていくため、制御情報の再構築を行ってアクセス確認を行ってみたところ、正常に稼働していることが確認できました。そのままクローン作業を行ってみたところ、全領域の情報を問題なく取得することが出来ました。作成したクローンディスクのデータ領域を確認してみたところ、データの存在が確認でき、写真データを30ファイル、エクセルとワード、PDFのデータをそれぞれ10ファイルずつピックアップしてファイルのオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開けることを確認できました。

復旧作業結果：HD-LC4.0U3/Nからのデータ復旧に成功！

お客様へ作業完了の報告を行い、梅田大阪駅前店にて納品前の確認を来なっていただきましたが、非常にご満足をいただけるデータの状態であったため、復旧作業成功とさせていただきデータのお渡しを行いました。

担当技術者より：HD-LC4.0U3/Nのトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

焦げたようなにおいがする、というところまでですぐに電源を落としていただけると大事にはまずなりませんが、煙が出来ていたり明らかに火を噴くような状態になると、火事を発生させる要因となり非常に危険なため、絶対に通電は行わないでください。基盤が燃えるという事象自体は重度物理障害対応を行う中で非常にレアなケースなのですが、ヘッド損傷などの障害に比べて危険度が非常に高いです。パソコン内部でマザーボードとハードディスクやSSDを接続するコネクタ部分からの発火などを含めて、機器の劣化やほこりなどから発火することがあるため、機器設置の際は、あまりホコリが出ないような場所に設置していただくことを推奨します。ハードディスクのトラブルはクイックマンへ是非ご相談ください。