データ復旧事例

【TVで紹介】起動できなくなった(HDL2-A4.0R)からのデータ復旧（大阪市平野区　製造業）

投稿日：2024.05.24 更新日：2024.05.24

メーカー：アイ・オー・データ製
型番：HDL2-A4.0R
お客様からの症状：赤いランプがついている
障害：物理障害
期間：3日

お客様より：機器入れ替えを決断した次の日に突然起動できなくなった。

見積書や請求書等の書類や在庫管理など仕事のデータを保存していました。10年近く使用していたので故障は起きないと思っていたのですが、社員からの説得にあい、乗り気ではなかったのですが機器入れ替えを行うことにしました。次の日に出社すると、データアクセスができなくなっていたため、再起動を行っていると、赤いランプが点滅して本体からは音が鳴り続け使用できなくなりました。とにかく取り出せる限りのデータの取り出しをお願いしたいです。

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データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：初期診断時にデータアクセスが出来ない不良セクタが見つかったため、物理障害での対応になります。

HDL2-A4.0Rをデータ復旧復旧専用機器にて初期診断を行いました。2台の内、1台のハードディスクから不良セクタの発生に伴う物理障害の発生を確認したため、物理障害での対応を行うことにしました。もう1台のハードディスクからは物理的な障害の発生を確認しませんでした。

HDL2-A4.0Rのデータ復旧作業にチャレンジです

使用されている2台のハードディスクのクローン作業を行ってみたところ、障害が見当たらなかったハードディスクは全領域問題なく情報の取得を行うことが出来ました。物理障害を発生させていたハードディスクは、不良セクタを発生させながらも全体領域の99.99%以上の領域取得に成功しました。それぞれのクローンディスクにてデータの整合性の確認を行ってみましたが、ランダムに選択した特定の領域の情報が完全一致していたため、データの際は発生していないと判断しました。作成したクローンディスクのデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、確認できたデータの一時取得を行い、取得できたデータのオープン確認を行いました。エクセルとPDFのデータを20ファイルずつピックアップしてオープン確認を行てみましたが、選択したファイルすべて正常に開けることを確認できました。

復旧作業結果：HDL2-A4.0Rからのデータ復旧に成功！

一通りの作業が完了したため、お客様にご来店いただき、取得できたデータの確認を行っていただきました。データが出てきているという時点で早々にお客様からは復旧成功という判断をいただいたのですが、最新日付のデータのいくつかを開けるかどうかだけ確認していただき改めて復旧作業成功と判断いただいたうえで復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より：HDL2-A4.0Rのトラブルはデータ復旧クイックマンまで！

機器の障害発生を経験されたことがないお客様に多いのですが、パソコンやNASなどのデータの保存媒体は一度購入すれば壊れないという都市伝説的なお言葉をいただきます。正直に申し上げまして、遅かれ早かれ壊れる機器です。最近では耐久性が上がって10年近く使用できる機器が増えてきていますが、何かしらの障害が発生するまで使用を続けられていると、障害が発生してしまった際に、データを取り戻せない状態で、大切なデータを諦めなければならなくなるあるということもあります。できる限りデータを失うリスクを低減させるために、定期的な機器の交換やバックアップ作業の推奨を行っております。最悪の事態を避けるためにも厳密になる必要はありませんが、機器の管理を行っていただけると幸いです。