データ復旧事例

【TVで紹介】緊急出張対応ディスク交換を行っても起動しないQNAP製NAS(TS-431K)からの復旧成功（大阪市鶴見区　サービス業）

投稿日：2024.05.16 更新日：2024.05.16

メーカー：QNAP製
型番：TS-431K
お客様の状況：ディスク交換に失敗
障害：論理障害
期間：1日程度

お客様より～TS-431Kへのデータアクセスができない！　ディスク交換を行ったが症状が改善されない～

お客様の事務所や店舗の監視カメラでの録画データの保存用です。2日ほど前にお客様からクレームがあり、担当者様が確認をされたところ、該当する動画が保存されていることを確認いただいたのですが、今朝改めて確認しようとすると、TS-431Kへのアクセスができなくなっていました。ディスクエラーが出ているようだったため、対象のディスクを交換してみたのですが、それでも動画データへのアクセスが出来ません。お客様の会社内では持ち出しが出来ないデータとして分類されているため、機器の持ち出しが出来ず困っております。出張対応でデータ復旧が可能であればお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果～TS-431Kからのデータ復旧は可能～

障害発生時のハードディスクも準備可能ということでしたので、データ復旧用の機材を準備して現地へ訪問し、まずはTS-431Kの初期診断を実施しました。専用機器にて使用されている4台のハードディスクすべての診断の結果、使用されているハードディスクからは物理障害となるような致命的なエラーは見つからなかったため、論理障害での対応を行うことにしました。

TS-431Kの復旧作業にチャレンジです

念のために使用されているハードディスクの1台あたりの容量が4TBと大容量のものを使用されていたため、クローン作業を行う時間を考慮すると大きくタイムロスをする可能性があるため、作業上のリスクなどをご説明したうえで、使用されているハードディスクから直接データ復旧を行うことにしました。使用されている4台のハードディスク3番のスロットにて使用されているハードディスクの情報が他の3台のハードディスクの情報と一致していませんでした。3番のハードディスクの情報に合わせてRAIDの再構築を行ってみると、データ領域内にフォルダやファイルの存在を確認することが出来ました。指定された日付の動画データの存在も確認できたため、まずは指定データのみを一時取得し、お客様に確認を行っていただいたところ、無事にデータが復旧できていることを確認いただくことが出来ました。

復旧作業の結果～TS-431Kからの復旧率は99％以上～

お客様へ残りのデータについて確認を行ったところ、緊急度の高いデータは先に確認したデータ以外にはないとのことであったため、一度機器をお預かりして改めて全データの取得を行い、取得できたデータを復旧データとしてお渡ししました。念のために取得できたデータをランダムにオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開くことが出来ました。

今回の復旧作業で99％以上のデータ復旧率と判断しています。

担当技術者～大阪市でのTS-431Kのトラブルはクイックマンにお任せください！～

RAID5やRAID6では、ディスクエラーが発生した場合、対象のディスクを交換してあげることで、RAIDの再構築を行って運用を再開することが出来ますが、認識異常が発生していると、起動自体が正常に行えなくなりデータアクセスができなくなってしまったり、最悪は保存していたデータがすべて消去されるような場合もあります。RAIDを使用されているNASやサーバー機のデータ復旧は、経験豊富なクイックマンへまずはご相談いただくことが大切なデータを取り戻すための第一歩となります。お気軽にご相談ください！