データ復旧事例

【TVで紹介】神戸三宮ラボ事例：RAID1構成のELECOM製NASからデータ復旧成功しました！(神戸市中央区　商社）

投稿日：2024.03.19 更新日：2024.03.19

メーカー：ELECOM 社製
型番：NSR-MS4T2BLB　容量:2TB×2
症状：アクセスできない
障害：物理障害
期間：5日

お客様より：三宮のオフィスで部署内で共有サーバーとして使っているNASにアクセスできなくなりました。持ち込みますのですぐ対応可能ですか？

三宮で事業をされている商社様からご相談のご連絡を頂きました。部署内で使用している共有ファイルサーバーにアクセスできないとの事でした。お急ぎの様ですぐにお持ち込みされると伺い対応可能の旨をお伝えし当店にお越し頂く様ご案内致しました。担当者様に直接お伺いすると５年ほど使用しているELECOM製のNASNSR-MS4T2BLBで元々管理していた前々任担当者様は現在異動しておられるとの事でした。連絡がつかず、また遠方な為対応は難しいと考え近くで復旧専門店を探してご連絡頂いたようです。現在のご担当者様は前任者様が退職されあまり引き継ぎできておらなかったようでした。受け取ったと言うNAS関連書類を拝見するとRAID1構成と記載されています。まずは内蔵HDDを取出しデータ復旧専用機器を使って診断を行いました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断結果：不良セクタによる物理障害

専用機器にNSR-MS4T2BLBから取り出したHDDを接続し診断を行いました。専用機器から両HDDのデータ領域にアクセスする事が出来ましたが不良セクタが発生している事を確認しました。また同じ名前のファイルで更新日に違いが出ている為、おそらく１台は少なくとも６カ月前には動作出来ない状態になっていたかと思います。１台のHDDのまま稼働していたものの、もう1台についても不良セクタが発生しアクセスできなくなったと考えました。最近まで動いていたと思われるHDDをクローン作製し、そのクローンからデータを確保する事で復旧できる可能性があるとご案内しました。

復旧作業にチャレンジです：お急ぎの再重要データのオープン確認は問題なし

正式に発注を頂いたので作業着手致します。まず最初に専用機器でクローンディスクを作成します。出来るだけ精度の高いクローニングを行い、クローンディスクに保存されているデータファイルをさらに別のHDDに確保する手順で進めていきます。。最初は障害の発生していない領域のクローニングを行い、その後、時には磁気ヘッドに高負荷をかけたりしながら不良セクタが発生しているデータ領域を丁寧にクローニングを行います。最終的には99.9&以上の精度でクローニングする事が出来ました。こちらで事前に伺っていた重要ファイルをオープン確認しましたが、改めて確保できたデータをお客様にご来店頂き確認してもらいます。

復旧作業の結果：お客様よりお褒めの言葉頂きました

確認のご連絡をしたところ「もう終わったのですか？」と驚きと楽しみの混ざる声が聞こえてきました。すぐにお越し頂きデータの確認を行って頂きました。同じ部署内のかたが頻繁に使われるエクセルファイルを開いて頂いた所問題なく開く事が出来ました。その他の重要なデータもいくつも開いて頂き、開けないOfficeファイルはなかったとお褒めの言葉を頂きました。その後納品用HDDに確保データをコピーし、翌日には店頭でお納めさせて頂き、対応完了となりました。