データ復旧事例

【TVで紹介】神戸三宮ラボ事例：故障したLinkStation(リンクステーション)をお持込み頂きデータ復旧に成功しました！(神戸市兵庫区製造業)

投稿日：2024.03.05 更新日：2024.03.05

メーカー：バッファロー製
型番：LS520DN0602B
症状：利用できなくなった
障害：複合障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：5日

※オプション料金別

お客様より：兵庫の事務所で使っているLinkStationにアクセスできない。今すぐ持込むのでデータ復旧をお願いしたい。

昨日まで利用可能だったLinkStation(リンクステーション)に今朝から突然アクセスできなくなった。神戸や三宮で故障の対応してくれる店舗を探して連絡するが受けつけてどこかに送るという店舗ばかりだった。こちらは店頭で受付しその店舗で作業も行うとの事だったのでお伺いする事にした。確定申告のデータなどの事務・経理関連のデータ、図面などの製造に関連するデータをそれぞれLinkStationを開いてすぐにフォルダ分けしている。事務・経理関連フォルダの今年度確定申告のデータが必要なので、それだけ先に復旧する事は出来ますか。

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診断の結果：Linkstationの内蔵ハードディスクに不良セクタを確認

喫緊で必要なデータがあると言う事で早速お預りをし無償診断を開始致しました。LinkStationの故障か確認をしますが、LinkStstion自体からへエラーは発生しておらず、ソフトウェア上での問題であると判断しました。中からハードディスクを取り出し、データ復旧専用機器に接続し診断を行います。専用機器からデータ領域にアクセスする事が出来、データがある事も確認できました。しかし2台のハードディスクとも不良セクタが発生し普通のパソコンなどからはアクセスが出来ない状態になっていました。RAIDを構成されているかと思いお客様へお尋ねいたしました所、人にやって貰ったので分からないとの事でした。RAID解析を行うとRAID1である事が分かりました。しかしそれぞれのハードディスク内にあるフォルダ名などや更新時間などに差異がある事が分かりました。恐らく、1のハードディスクはもう既に動作出来ない状態になっており、残りの1台だけで動作していたとか考えられます。そしてそのハードディスクも経年劣化で壊れてしまい今に至ると推測しました。物理障害と論理障害の診断を致しました。お客様に診断結果と処置方法をご案内します。

復旧作業にチャレンジです：LinkStationのHDDをクローンニングし解析します

お客様に当店では故障した機械の修理をするわけではなく中からデータを取り出してお客様にお渡しするサービスである事をお伝えし、ご了承頂きました。今回、RAID1構成のLinkStationになるので更新日時が新しいものが最後まで動作していたハードディスクと言う事になります。こちらを復旧していきます。まずは専用機器に接続しクローンディスクを作成します。障害が発生しているディスクから直積復旧作業を行うと、もし何かしらのトラブルが発生しても取り返しがつかない状況になります。また専用機器でのクローン作製は障害が発生しているデータ領域もギリギリまでクローン作製するのでより精度の高いクローン作製が可能です。今回も99.99%以上の精度でクローン作製を行う事が出来ました。クローンディスクから別のハードディスクにお客様が保存していたデータをコピーします。コピーしたデータの中からいくつかのファイルをランダムに開いた所、古い日付のデータは開かないものがあったものの、お客様が喫緊で必要と言われたフォルダ内のデータは、全く問題ない状態でした。

復旧作業の結果

復旧し確保したデータをお客様に確認の為にご来店頂きました。喫緊で必要なデータからその他の重要なデータについてもご確認頂きましたがすべて問題ないと仰って頂けました。この瞬間、いつも緊張と喜びがいりまじり、ほっとします。確保したデータをさらにお客様にお持ち込み頂いた納品用媒体(SSD)にコピーをし納品完了となりました。

担当技術者より

今回のお客様はこのトラブルが起こるまでLinkStationのランプをほとんど見ていなかったと仰せでした。恐らく半年以上前から1台のハードディスクは動作していなかったかと思われます。その間にランプ状態に気を付けて頂ければ今夏お困りになるようなことはなかったかと思います。またメーカー提供のソフトも削除されておりますのでアラートにも気づかなかったようです。