データ復旧事例

【TVで紹介】神戸三宮ラボ事例：転倒させてしまい故障したPowerEdgeからデータ復旧に成功！(神戸市中央区建築士事務所)

投稿日：2024.03.06 更新日：2024.2.21

メーカー：DELL
型番：PwerEdge T140 HDD:2TB×4
症状：起動不可
障害：物理障害+RAID障害
期間：4日

お客様より：同じ中央区内なので故障したPowerEdgeを今から持っていきます

中央区内で建築士事務所をやっています。先ほど、起動中のPowerEdgeを倒してしまいました。PSUと接続していた電源コードが抜けてしまい急いで起動させましたがファイルサーバーにアクセスできなくなってしまいました。事務所内の各スタッフが利用する個人フォルダなどにもアクセスできなく困っております。近いので今からでも持ってきますので出来るだけ早く復旧して頂く事は如何でしょうか。

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診断の結果：本体の故障は無く、HDDの物理障害が発生

ご連絡頂き、その足で来店頂きました。納入業者様に確認されたとの事ですが、本体かHDD故障で本体の故障であればDELLのサポートが利用できるがHDDの故障であれば対応できないのでデータ復旧専門業者に見てもらった方がいいとアドバイスを受けたとの事でした。故障したPowerEdgeを確認すると、HDD側のエラーランプを確認すると２台のHDDに障害が発生しているランプ状態でした。内蔵HDDをスロット順に取り外しデータ復旧専用機器に接続し診断を行います。1番・2番のHDDに不良セクタが発生していると言う事が分かりました。またRAID解析を行い、RAID5で構成されている事もわかりました。

復旧作業にチャレンジです

お客様に現在のどのような状況かを伝え、物理障害とRAID対応の処置を行う事によって復旧できる可能性がある事をお伝えしました。すぐにご依頼を頂いたので早速作業を進めていきます。まずは不良セクタが発生しているHDDのクローン作製を行います。不良セクタの量も少し多めなのでクローン作製にはどれだけ時間が掛かるかは読めないです。クローンを作製する理由ですが、障害が発生しているHDD上で直接復旧作業を行った際に、少しの事でも致命的なトラブルにつながる事がある為、クローンディスクから作業を進めるようにしております。最終的には2本のHDD、共に99.99％以上の精度でクローンを作製する事が出来ました。作成したクローンディスクと障害が発生していない元々のHDDをスロットの順番で専用機器に接続しソフトウェア上で仮想RAIDを構成します。無事専用機器上でRAID5構成で組む事が出来ました。仮想RAIDからお客様が保存されていたデータフォルダを確認し、事前にお伺いしていたお急ぎで必要なデータが開くかすべて開いてみました。問題なく開く事を確認しお客様に進捗のご連絡をしました。

復旧作業の結果

改めてお客様に来店頂きデータ確認を行って頂きました。ご来店頂いた時から「よかったー」と言って頂き、こちらもホッとしました。しかし、実際にお客様にご確認頂くまでは分かりません。心配しながら確認作業を見ているとお客様が笑顔で「問題ないです」と言って下さり安心しました。お急ぎのデータは先行納品と言う事でお持ち帰り頂きます。その他のデータについても翌日には納品媒体に確保する事が出来ました。すべてのデータを確認する事はさすがに難しく、気になるデータを確認して頂きました。問題ないと判断いただき、確保した納品用媒体をお渡しし作業完了となりました。

担当技術者より：

RAIDで構成されていれば安心ですが、物理的な衝撃はやはり故障に繋がります。今回障害が発生したHDDが1本であればHDD交換し自動で復旧できたのですが、2本故障になるとRAID5は自動復旧できません。念のためNASに取ったデータをさらに外付けハードディスクなどでバックアップを取って頂くとより安心してお使い頂けると思います。突然のトラブルでメーカーのサポート窓口では修理は出来でもデータ復旧は出来ない事がほとんどです。そんな時クイックマンであればお客様のご希望に沿う形で柔軟に対応させて頂きます。何かあれば一度ご相談ください。故障したDELL製PowerEdge T-140からのデータ復旧もクイックマンにお任せください。ご要望に応えられる範囲で迅速に対応いたします。フリーダイアルよりクイックマンまでご相談くださいますよう、よろしくお願いいたします。