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テラステーション(TeraStation)TS3400DN、TS3410DN、TS3420DN障害発生時の対応方法

2024.10.04

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※この記事は2024年10月に更新されています。

バッファロー製のNASであるテラステーション(TeraStation)には

TS3400DNシリーズ、TS3410DNシリーズ、TS3420DNシリーズがありますが、

それぞれが発売されてから5年~10年経過しています。

5~10年はNAS機器の寿命と言われておりトラブルが増えているためか

データ復旧クイックマンにご依頼が急増しております。

 

特に、

「電源ランプがつかない」

「ステータスランプが赤点滅している」

「本体に E14 ERROR みたいな表示が出ている」

というご相談が多いです。

 

そこで今回はバッファロー製のNAS テラステーション(TeraStation)の

TS3400DN、TS3410DN、TS3420DNシリーズのデータ復旧方法について解説いたします。

 

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧 クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル 0120-775-200まで。


即日診断可能!診断店はこちらから


 

TS3400DN TS3410DN TS3420DNのトラブル時の初期対応

1.再起動

TS3400DN、TS3410DN、TS3420DNのNAS本体を再起動してみることで

エラーが解消され正常起動する可能性があります。

ただし、1度目の再起動でエラーが解消できず正常起動できない場合は、

何度も繰り返し再起動は行わないようにしましょう。

その理由は、症状を悪化させてしまったり、ハードディスクやSSDの記録情報が

書き換わってしまったりする可能性があるためです。

 

2.ケーブル再接続

当たり前のことですが、TS3400DN、TS3410DN、TS3420のNAS本体の

ケーブル類が抜けてしまっていると正常に動作することができません。

電源ケーブル、LANケーブルなどの接続に問題が無いかを調べ可能であれば代替品と

交換してケーブルに問題が無いかを切り分けると良いでしょう。

 

3.RAIDタイプを確認する

再起動してもダメでケーブル類も正常につながっている状態であれば

データ復旧業者に依頼する必要があります。

データ復旧を行う上でRAIDタイプやハードディスクの台数が重要となりますので、

構成情報の確認が可能であれば確認しておくと良いでしょう。

 

現在主流なRAIDタイプ

RAID0

ストライピング 2台のハードディスクにデータを均一分散して書き込む方式です。

 

RAID1

ミラーリング 2台のハードディスクに同じデータを同時に書き込む方式です。

 

RAID5

3台以上のハードディスクにRAID0のようにデータを分散しながら

パリティデータという情報も同時に作成する方式です。

ハードディスクが1台故障してもパリティデータによって元のデータが作成できます。

 

RAID6

4台以上のハードディスクにデータの分散とパリティデータを作成します。

ハードディスクが2台故障してもパリティデータによって元のデータが作成できます。

 

RAID10

4台以上のハードディスクが必要で、RAID0とRAID1を組み合わせた方式です。

 

 

わからない場合は深追いせずにわかる範囲でデータ復旧業者に内容を伝えるようにしましょう。

 

TS3400DN TS3410DN TS3420DNのトラブル時にやってはいけないこと

1.通電や再起動は控える

TS3400DN、TS3410DN、TS3420DNのNASにアクセスできない状態で、

通電や再起動を繰り返し行うと本体やHDDに負荷がかかり、

症状が悪化する場合があります。

1度目の再起動で解決しなかった場合は、

電源を切りそれ以上の通電は避けましょう。

 

2.HDDを取り外さない、交換しない

TS3400DN、TS3410DN、TS3420DNのNASは4台のHDDでRAIDを構成しています。

HDDの取り外しや交換をしてしまうことでRAIDの構成情報が崩れてしまうこともあるため、

HDDの取り外しや交換は絶対に避けましょう。

 

正しいデータ復旧業者の選び方

1.技術力のある業者を選ぶ

技術力のあるデータ復旧業者とは、

ハードディスクの物理障害以上の対応やRAIDのデータ復旧対応が可能で、

過去に同じメーカーで同じような症状からのデータ復旧に成功した実績がある業者です。

 

データ復旧の成功確率は技術力の高さによって大きく異なります。

技術力の高いデータ復旧業者は専用のツールやソフトを使い

高度なデータ復旧作業が可能です。

備えられている設備や復旧実績を確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。

 

2.料金

データ復旧の料金は業者によって大きく異なることがあります。

無料新案見積もりが可能な業者にまずは診断・見積を依頼し、

予算を大幅にオーバーしていないかを確認しましょう。

ただし、料金が安いだけで技術力に問題がある・対応が悪い業者に依頼すると

データが復旧できない可能性があるため注意が必要です。

 

3.口コミを確認する

Googleクチコミ等、過去の利用者の声を確認することも

データ復旧業者を選ぶポイントとなります。

 

クチコミはサクラ投稿など一概には信用できない投稿もありますが、

「復旧できていないのに高額な費用を請求された」

「最初高額な見積もりが出て、依頼をキャンセルしようとすると半額以下になった」

「今すぐ作業しないとデータが復旧できなくなると脅された」

など明らかに満足度の低いクチコミが多い業者は要注意です。

 

クイックマンが対応可能な機器一覧

TS3400DN0404

TS3400DN0804

TS3400DN1204

TS3400DN1604

 

TS3410DN0204

TS3410DN0404

TS3410DN0804

TS3410DN1204

TS3410DN1604

 

 

TS3420DN0204

TS3420DN0404

TS3420DN0804

TS3420DN1204

TS3420DN1604

 

■クイックマン テラステーションの復旧事例

【お客様からのご相談内容】

ディスプレイに「System Error E04」と表示されネットワークアクセスできなくなった

機器:TeraSation
メーカー:buffalo
型番:TS3400DN0404
HDD構成:1TB×4台
RAID構成:RAID5
復旧までにかかった時間:1日

【お客様の状況】

社内の共有サーバーとして使っているテラステーションが今朝から突然アクセスできなくなりました。
10年近く稼働しているもので、新しいNASを準備してこれからデータ移行等交換の段取りを組んでいた中での故障です。
見てみると電源は入っていますがいつも緑に光っているところが赤ランプとなっていてディスプレイに「システムエラー」みたいなメッセージが流れている状態でした。
何回か再起動しても同じ状態になるため、複合機でお世話になっている業者の方に見ていただきましたが、どうしようもできないらしく御社を紹介していただきました。

【診断結果】

データがないと仕事ができないという状況とのことで、機材をお客様先に持ち込み現地で診断をさせていただきました。
内蔵されているHDD4台を専用機器で診断すると1~4番のうち
1番と3番のHDDに物理障害(不良セクタ)が派生していることを確認しました。
残りのHDDのRAID構成情報を調べるとRAID5であることが判ったためRAID5構成の物理障害処置が必要であると判断しました。

【データ復旧作業の結果】

幸いにも1番と3番の物理障害は比較的軽度なものでしたので、そのまま現地でデータ復旧作業をさせていただきました。
専用機器でHDDのクローニングをしながら不良セクタをできる限り取り除きました。
作成したクローンHDDと正常なHDDの4台でRAID5を構成しました。
作業の結果、お客様のデータが確認でき復旧成功です。

 

【お客様からのご相談内容】

警告が出たHDDを交換しても復旧することができない

機器:TeraSation
メーカー:buffalo
型番:TS3420DN0804
HDD構成:2TB×4台
RAID構成:RAID6
復旧までにかかった時間:2日

【お客様の状況】

エンドクライアント様の会社でNASで4台のHDDでRAID6で運用中のものです。
1台のHDDに故障の警告が出たのでNASの説明書を読み
故障したHDDを新しいHDDに交換すれば復旧処理が自動で行われるようでした。
しかし、数度試してみても復旧することができませんでした。
ネットでも色々調べていると何度も復旧を試すと残りのHDDに負荷がかかり、
復旧できなくなるなるためそうなる前に専門の業者に依頼したほうが
良いとの結論になりご相談させていただきました。

【診断結果】

ご相談いただいたシステム業者の方にテラステーションを
店舗にお持ち込みいただき診断させていただきました。
内蔵されている4台HDDはSeagate製のST2000VM003という型番のもので、
HDD3番が故障の警告が出ているようでした。
クイックマンでも物理障害の有無の診断を実施いたしましたが結果は下記となりました。

HDD1:物理障害なし
HDD2:物理障害なし
HDD3:不良セクタが発生、物理障害
HDD4:物理障害なし

お客様からはRAID6で運用されているとのことでしたので、
本来であればデータアクセスは可能なはずです。
しかし、クイックマンでも正常な3台のHDDでRAID6を構成しようとしましたができませんでした。
物理障害のない3台のHDDにも論理障害が発生していると推定し、
物理障害処置+論理障害処置が必要と判断いたしました。

【データ復旧作業の結果】

HDD3番の物理障害処置は特に問題なく完了しました。
4台のHDDのRAID構成情報を解析すると、HDD3番はRAID6であることが判りましたが、
それ以外はRAID5構成になっていることが判りました。
おそらくお客様でHDDを交換後の復旧処理(リビルド)が行われた際に、
そうなってしまったものと考えられます。
HDD1番、2番、4番のRAID解析作業を実施しなんとか元のRAID6で構成することができました。
RAID6で構成したパーティションからお客様のデータが確認でき復旧成功です。

 

 

 

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