データ復旧事例

データを読めなくなった外付け用ハードディスク(WD20SPZX)からのデータ復旧(物理障害　大阪府池田市　サービス業)

投稿日：2024.02.01 更新日：2024.02.01

メーカー：WesternDigital製
型番：WD20SPZX
症状：データが見れない
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

パソコン自体にデータを保存できる容量が少なかったため、外付けのハードディスクをデータ保存用にして必要な時に仕事ができるようにしていました。一昨日外出先からの移動中に少しでも進めたい資料作成があったため、パソコンからハードディスクのデータを見ようとしたのですが、アイコンが表示されるだけでデータへのアクセスができなくなってしまっていました。会社に戻ってから中のハードディスクを取り出してUSBの変換ケーブルを使用しても状態が変わりません。エクセルとPDF、パワーポイントのデータが最重要です。

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診断の結果

データ復旧専用機器にてハードディスクの初期診断を行ってみたところ、起動から認識、制御情報へのアクセスに関しては特にこれといった問題は見つかりませんでしたが、データ領域内へのアクセスを行うと、アクセス開始からほどなくしてデータの読み書きができなくなっている不良セクタとなった領域が見つかってきたため、クローン作業が必須な物理障害での対応をおこなうことにしました。

復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器にてクローン作業を行いました。クローン作業の結果、データ領域全体うち、99.25%程の領域の情報を取得することが出来ました。作成したクローンディスクを使用して、データ領域内へのアクセスを行ってみると、データの存在を確認できなかったため、解析作業を行って確認できたデータすべてを取得しました。取得できたデータのフォルダ内にあるエクセルファイルを30ファイルほどピックアップしてオープン確認を行ってみたのですが、選択したファイルすべて正常に開けることを確認できました。

復旧作業の結果

データ復旧作業完了の報告を行い、ご来店いただいて取得できたデータの確認を行っていただきました。その結果、フォルダの構成については、ほぼ間違いなく使用していた状態で復旧できていると思うとのことでした。念のために一部のファイルについてオープン確認を行っていただいたところ、選択いただいたファイルうち一部のファイルに破損が見つかりましたが、結果的には満足できる状態でデータが取り戻せているという判断をいただけたため、データ復旧成功と判断させていただきました。

担当技術者より

物理障害が発生している場合、専用機器を使用してのクローン作業を行い、全体領域の90%以上の取得が出来ていた場合、まずは復旧作業成功と判断しています。データ復旧をご依頼いただくにあたっての最重要データについて情報をいただけている場合、その情報に基づいてデータ復旧の可否について判断をさせていただくため、最低限重要度の高いフォルダ情報についてはご提供いただけますと非常に助かります。ご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。