データ復旧事例

他社で復旧不可だったLANDISK(HDL-Z2WM4C2)のデータ復旧(東芝製:DT01ACA200 HGST製:0F23112)に成功しました(物理障害　高知県高知市　サービス業)

投稿日：2023.11.15 更新日：2023.11.15

メーカー：アイ・オー・データ製(内蔵ハードディスク:東芝製 /HGST製)
型番：HDL-Z2WM4C2(内蔵ハードディスク:DT01ACA200/0F23112 2TB)
症状：データアクセスができなくなった
障害：物理障害
費用：59,800円 (税込65,780円)～
期間：5日程度

※オプション料金別

お客様より

休み明けぐらいからHDL-Z2WM4C2にうまくアクセスできない時がありました。再起動を行うと改善されたので気にはしていなかったのですが、昨日の夕方に再起動を行うとデータへのアクセスが全くできなくなってしまいました。社内共有のファイルサーバーとして利用していた為、喫緊の案件対応に必要なデータが使えない為業務が進みません。特にエクセル・ワード・PDFのデータが重要なデータになります。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

当社のデータ復旧専用機器にて内蔵ハードディスクの初期診断を行いました。専用機器上で内蔵ハードディスクを確認した所、データ領域内に多数の不良セクタを確認致しました。不良セクタは普通のパソコン等では読み込めない為、データへのアクセスが出来なくなってしまっていると判断致しました。物理障害の処置を行っていきます。

復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器を用いまずはLANDISKに内蔵されていたハードディスクをクローニングしていきます。ハードディスク全体に不良セクタが多数発生していた為、まずは負荷をかけずに問題ないデータ領域のみクローンを取っていきます。その後不良セクタの発生部分に負荷をかけながらデータを読み込む事によって99％以上のデータをクローニングすることに成功しました。ソフトウェア上でRAIDを再構築し問題が無いことを確認し復旧作業を完了しました。

復旧作業の結果

復旧しリビルドしたLANDISKから取得したデータリストを作成しお客様に確認頂きました。いくつかのファイルに対してオープン確認依頼を頂いたので、対象ファイルのオープン確認を行いました。ご指定いただいた10ファイルのうち10ファイルを開けることが出来ました。お客様にオープン確認の結果とデータリストについて問題ないかどうかお伺いしました所、重要度の高かったファイルがきちんと復旧できているとの回答を頂きました。納品用媒体へデータの移行を行って復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

今回お預かりしたハードディスクには多数の不良セクタがありましたが、それがわずかであってもパソコンからはアクセスの阻害になる要因となります。また保存されているファイル数が多い場合、データリストに含まれていたとしてもすべてのファイルが正常に復旧しているかは確認が取れなません。事前に最重要データのオープン確認を指示頂く事が可能ですのでお申し出ください。