データ復旧事例

緊急出張データ復旧　起動できないテラステーション(TS3200D0402)からデータ復旧 (物理障害　大阪府大東市　製造業)

投稿日：2023.11.14 更新日：2023.11.14

メーカー：バッファロー製
型番：TS3200D0402
症状：起動できない
障害：物理障害
期間：36時間以内

※オプション料金別

お客様より

社内の全データを保存していました。一昨日電気設備の点検があるとのことで、社内の機器すべての電源を落として退社しました。休みが明けててらすてーしょんの電源を入れると、エラーのランプがついて起動できなくなっていました。10年近く使用できていたので、故障は起きないと思っていたのですが、突然使用できなくなってしまい途方に暮れています。作業用機械を動かすためのデータや見積書請求書など、保存していたデータすべてをとにかく復旧させてほしいです。

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診断の結果

お客様からのお電話でのヒアリングの段階で、全社機能が完全に停滞してしまっているとのことでしたので、まずは訪問での初期診断を行うことにしました。初期診断を行ってみたのですが、1番のハードディスクからは特に物理的な障害が見当たりませんでしたが、2番のハードディスクからはデータ領域のアクセスができなくなってしまっている不良セクタが周期的に発生しており、傷が入ってしまっている可能性が高く、物理障害での対応が必要であると判断し、お客様へ障害状態の案内を行い、復旧作業を開始しました。

復旧作業にチャレンジです

念のために、専用機器を使用して2台のハードディスクすべてのクローン作業を実施しました。1番のハードディスクで行ったクローン作業が想定内で完了できたため、作成したクローンディスク内でのデータの確認を行ってみました。フォルダやファイルの日付を頼りに、最新データを思われるファイルを見つけ、オープン確認を行ってみたところ、電源を落とした日付のファイルが20ファイルほど見つかり、すべて正常に開くことができる状態でした。また、お客様へのヒアリングを行った際にうかがうことができたフォルダ内のデータも10ファイルほどピックアップしてオープン確認を行ってみましたが、すべて正常に開くことができる状態でした。

復旧作業の結果

最優先で必要なデータの一時取得を行って、お客様にオープン確認を行っていただいたところ、復旧作業成功と判断いただくことができました。復旧するデータ量も全データ取得したうえで、データの納品をしてほしいという要望をいただいたため、クローンディスクから直接データの納品作業を行い、復旧データとしてお渡ししました。

出張データ復旧について

現地訪問にて行う出張データ復旧の場合、最悪の想定を踏まえていかに最速でデータをお渡しできるかが、重要になってくるため、本来のデータ復旧作業であれば行う作業を、行わずにデータをお渡しする場合もあります。例としては、今回のように通常のデータ復旧作業であれば、クローンディスクからデータの存在が確認できれば一時確保を行うところを、直接納品用媒体へデータの確保を行って、データをお渡しするというところです。そうすることでデータの一時取得で必要とする時間を、データ慮によっては、数時間短縮できる場合もあるため、お客様に案内を行ってからですが、一部の作業を短縮する場合もあります。他には全データの一部のみを優先的に取得してお渡しする場合もあります。お客様のご要望によって様々なニーズがあるため、ご相談いただいた際は、できる限り対応できるようにしています。一刻を争うような状態でデータが必要な場合、出張でのデータ復旧対応も行っております。お困りの際はぜひクイックマンまでご相談ください。