データ復旧事例

電源を入れても起動できないノートパソコン(ProDesk600G3SFF)からのデータ復旧(重度物理障害　徳島県鳴門市　自営業)

投稿日：2023.10.05 更新日：2023.10.05

メーカー：HP製(内蔵：Seagate製)
型番：ProDesk600G3SFF(内蔵：ST1000DM003)
症状：起動できない
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

パソコンを設置している机にちょっと重たい荷物を置いたときに同時でパソコンが固まってしまいました。再起動を行ってみたのですが、自動修復が始まり作業が失敗してを繰り返すようになりました。ブログで使用している写真や管理用のエクセルなどが重要です。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

データ復旧の専用機器にてハードディスクの初期診断を行いました。ハードディスク自体の起動や認識、制御情報へのアクセスについては特にこれといった問題はありませんでしたが、データ領域内へのアクセスを行うと、ほどなくして不良セクタと呼ばれるデータの読み書きができなくなっている領域の発生を確認しました。クローン作業が必須な物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてクローン作業を開始してみると、ほどなくして一定の周期で不良セクタが発生していることを確認しました。全体領域の10%を取得できた頃には不良セクタの発生もなく順調にクローン作業を進めていたのですが、進捗の50%と80%を過ぎたころにも周期的な不良セクタの発生を確認しました。負荷調整などを行って不良セクタとなっている領域の取得を何度か試みて、最終的に99.96%の領域取得に成功しました。作成したクローンディスクのデータ領域内へアクセスを行ってみたところ、フォルダやファイルの存在を確認できたため、データの一時取得を行ってファイルのオープン確認を行うことにしました。

復旧作業の結果

デスクトップにお客様から伺っているデータあったため、写真データを30ファイル、エクセルデータを20ファイルピックアップして、ファイルのオープン確認を行ってみました。写真データは30ファイル中26ファイル、エクセルデータは20ファイル中19ファイル正常に開けることを確認できました。データリストならびに写真データのサムネイルを作成し、お客様に確認を行っていただきました。オープン確認時にファイル破損が見つかっていることから、復旧対象データの一部をご指定いただき、ファイルのオープン確認を行ったところ、ご指定いただいたファイルに対しては、ご指定いただいたファイルすべて正常に開けること確認できたため、復旧作業成功と判断いただくことができました。

担当技術者より

デスクトップパソコンはかなり小型のものも市場には出回っていますが、よほど小型のものでない限りはそこそこの重さがあります。そのため振動によるハードディスクトラブル自体は起きにくいものでは？と考えています。全く同じ条件でも障害が発生するときとしないときがあるため、注意してくださいとしかお伝えすることができません。ただ、パソコンは精密機器なため、こんなことで？！といった要因からのトラブルが起きることもあります。トラブルが起きてしまった際は、データ復旧のクイックマンへご相談ください。