データ復旧事例

起動しなくなったノートパソコン(Vostro 15 3568)からのデータ復旧(論理障害　大阪府守口市　不動産業)

投稿日：2023.09.16 更新日：2023.09.16

メーカー：DELL製(内蔵：WesternDigital製)
型番：Vostro 15 3568(内蔵：WD10SPZX)
症状：起動できない
障害：論理障害
費用：39,800円 (税込43,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

仕事で使用しているノートパソコンなのですが、3日前から起動できなくなりました。普段は外付けのSSDにデータを保存しているのですが、外部へ持ち出しなくないデータについてはノートパソコン本体に保存していました。売り上げなどの管理をしているエクセルのデータが最重要です。決算を控えているので今月中には何とかデータをいただきたいです。

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診断の結果

データ復旧専用機器にてハードディスクの初期診断を行いました。専用機器上で確認した範囲内では特に物理的な障害は見当たらなかったため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

念のために専用機器にてハードディスクのクローン作業を行ってみたところ、全体領域に対して10セクタほどの不良セクタが見つかり、負荷調整を行って情報の読出しを行おうとしてみましたが、読みだすことができませんでした。作成したクローンディスクのデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、データの一時確保を行いました。一時確保したデータのデスクトップに保存されているエクセルファイルが15ファイルあり、すべてのファイルをオープン確認してみたところ、正常に開くことができました。ドキュメントフォルダ内にもエクセルやワードのファイルがあったため、こちらもランダムにオープン確認を行ってみましたが、すべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業の結果

梅田大阪駅前店にご来店いただき、取得できたデータの確認を行っていただきました。作業の結果はお伝えしていましたが、念のために最重要と伺っているエクセルファイルについては実際に開いて確認を行っていただき、復旧作業成功と判断をいただきました。クイックマンにて準備をした納品用媒体にデータの移行を行って、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

診断の結果は論理障害でしたが、実際に作業を行ってみると、物理障害を引き起こしていました。また今回は、不良セクタがありながら、必要なデータに関しては影響を受けず無事に復旧できたという感じでした。ほとんどの場合、初期診断時で不良セクタが見つからないということはまずありませんが、初期診断で確認を行った範囲外の領域で不良セクタが見つかることは非常にまれですが起こりうる事実です。そのため、論理障害であってもクローン作業を行って、不良セクタの見落としがないかという確認を行ったうえで、復旧作業に取り掛かっています。障害機器によっては多少のお時間をいただく場合もありますが、ご理解をいただきますよう、お願いいたします。