データ復旧事例

起動できなくなったブルーレイレコーダ(BDZ-EW500)からのデータ復旧(物理障害　大阪府高石市　個人の方)

投稿日：2023.09.12 更新日：2023.09.12

メーカー：SONY製(内蔵：日立製)
型番：BDZ-EW500(内蔵：HCS5C1050CLA382)
症状：起動しない
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

主に子供の運動会や家族でのイベント事の動画を保存しています。1週間ほど前に旅行で撮影した動画データの移動をさせようと電源を入れてみたのですが、”PLEASE WAIT”という表示が点滅したまま動かなくなってしまいました。子供が生まれてからのビデオデータがこのレコーダにしかなく、壊れたからと言って諦めることができないデータなので、どんな形でもよいのでデータの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行いました。起動から認識まで正常に行えていたのですが、データ領域内へのアクセスを行った際に不良セクタの発生を確認しました。専用機器を使用してのクローン作業が必須となるため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にて、保全作業を兼ねたクローン作業を行ってみました。クローン作業の結果、まずは99.9%程度の領域取得に成功しました。ハードディスクに対する負荷調整を行って、不良セクタとなっている領域の情報取得を再度行ってみたところ、最終的に不良セクタは100セクタ程度のところまで情報を読み出すことができました。作成したクローンディスクの情報の調整を行ってから、クローンディスク内へのアクセスを行ってみると、ビデオデータの存在を確認することができ、再生もランダムに20ファイル程度行ってみたのですが、選択した動画データすべて正常に再生できることが確認できました。

復旧作業の結果

作業完了のご報告を行い、お客様にご来店いただいてのデータの確認を行っていただきました。あきらめていたお子様の記録が元通りになっているとのことでお客様からは非常に喜んでいただき復旧成功と判断していただくことができました。また、絶対にデータを失わない方法についてご相談をいただきましたが、あくまでデータを失うリスクを下げる方法としてのデータの保全方法について合わせてご案内をいたしました。

担当技術者より

レコーダに限らずですが、不良セクタが少なければ少ないほど皆様の記憶の中に残っているフォルダの構成でデータ復旧が成功する可能性というのは高くなります。しかしながら、ほんのわずかな不良セクタのために復旧不可となる場合もあり、レコーダに関しては、本当に復旧作業が完了できるまではエンジニアも油断できない状態が続いての作業となるため、成功した場合はほっと一安心という状態になります。BDレコーダの起動不良などのトラブルについては、クイックマンへご相談いただければと思います。