データ復旧事例

アクセスができなくなったランディスク(HDL2-A2.0RT)からのデータ復旧(論理障害　高知県高知市　卸販売業)

投稿日：2023.08.19 更新日：2023.08.19

メーカー：DELL製(内蔵：WesternDigital製)
型番：HDL2-A2.0RT(内蔵：WD10EFRX)
症状：アクセスができない
障害：論理障害
費用：59,800円 (税込65,780円)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

事務所内のサーバーとして使用していました。データにアクセスができなりできなかったりという症状が発生したため、再起動を行ってみると、データへのアクセスができなくなってしまいました。保存しているデータのほとんどがエクセルかPDFで、特に直近の1週間ほどのデータが最重要です。データの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

データ復旧専用機器にて2台のハードディスクの初期診断を行ったところ、2台とも特に物理的な障害を確認することはありませんでした。論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

初期診断を行った2台のハードディスクそれぞれに専用機器にてクローン作業を行いました。作業の結果、2台とも全領域問題なく情報の取得を行うことができたため、クローンディスク上の任意の同じ領域を選択して同一情報が書き込まれているかの確認を行ってみると、一部で書き込まれている情報に違いがあったため、クローンディスクをRAIDデータ復旧専用機器に接続して、それぞれのディスクで表示される情報の確認を行ってみました。すると、2番ディスクのクローンが障害発生日の日付を持つデータの存在を確認できましたが、1番のディスクからは、障害発生の2週間ほど前のファイルが最新になっていました。そのため、2番のクローンディスクにて確認できるデータの一に取得を行い、一時取得できたデータのうちエクセルファイルを日付の新しい順に30ファイル選択しオープン確認を行ってみたのですが、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業の結果

データリストにて取得できたデータの確認を行っていただきました。一部のファイルに対してオープン確認の依頼をいただき、対象ファイルのオープン確認を行ったところ、正常に開けることが確認できたため、復旧作業成功とさせていただきました。クイックマンにて準備した納品用媒体へ一時取得したデータを移行させて復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

今回ご依頼をいただいた機器は、RAID1で構成されていた機器ですが、障害が発生していると保存されているデータについては全く同じデータが保存されていない場合があります。稼働中のどこかのタイミングでRAIDの構成から1台外されても、もう1台が正常に動いていればそのまま稼働し続けることがあるため、RAID1の運用であってもバックアップを行っていただくことが非常に重要となります。RAID1の機器からデータ復旧を行う場合、書き込まれている情報の整合性の確認も行うため、RAIDを構成する媒体のすべてをお持ち込みいただいております。ご理解とご協力をお願いいたします。