データ復旧事例

水没したDELL製デスクトップパソコンVOSTRO3800からのデータ復旧(水没対応　愛媛県西条市　建設業)

投稿日：2023.08.16 更新日：2023.08.16

メーカー：DELL
型番：VOSTRO3800
症状：水に濡れてしまってから電源が入らない
障害：水没対応
期間：5日間

※オプション料金別

お客様より

会社が入居しているビルの漏水でパソコンが水没してしまいました。一度電源を入れようとしましたが、まったく動作しませんでした。情報機器でお世話になっている業者に見てもらいましたが、水没していると通電するだけで危ない可能性もあり対応ができないといわれました。その情報機器業者さんからご紹介されクイックマンに相談しました。

デスクトップパソコンですが、数人でファイルサーバのような使用方法をしていたため、毎日使用する書類なども多く保存されています。何とかデータ復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

郵送で機器をお送りいただき心斎橋本店で診断をさせていただきました。お送りいただく際には、内蔵ハードディスクを取り外していただきつめに絞ったぬれタオルでくるんでいただき、最低限の保全をしていただきお送りいただきました。

通常であれば、通電確認を行いますが今回については水没しているハードディスクですので通電確認は行わず、基板の障害とハードディスクの内部状態を確認させていただきました。基板はショートし焦げている痕跡があったもののハードディスクの内部は浸水していない状態を確認しました。

基板の修復作業と磁気ヘッドの交換作業を行いデータの復旧を試みる必要があると判断しました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクの基板の修復作業および磁気ヘッドの交換作業を行うことで専用機器上で認識させることができるようになり、イメージの取得作業を行いました。結果として100％のイメージ取得に成功し、取得したイメージよりお客様のデータを確認することができました。

復旧作業の結果

取得したデータをリモートでお客様にご確認いただいたところ、すべてのデータが正常にデータ復旧できているとご判断いただくことができ、無事ご納品させていただくことができました。

作業の経過およびデータ確認の結果より今回の作業では99％以上のデータ復旧率と判断しています。

水没ハードディスクについて担当技術者より

今回は、施設の漏水とのことでしたがこれからの季節は、台風などの災害によって水没してしまったハードディスクのご依頼が増加してきます。幸いにも今回はハードディスク内部までの浸水はありませんでしたが、泥水など不純物を含む水がハードディスクに浸水してしまった可能性がある場合は、初期の対応が復旧率に大きな影響を及ぼします。内部が乾燥してしまいデータが保存されている記録メディア（プラッタ）に固着してしまうと内部洗浄を行っても復旧ができない場合もありますので、まずは、ぬれタオル（きつく絞ったもの）などでハードディスクをくるんでいただき新旧パックなどに入れていただき乾燥しない状況で保存することが重要となります。

ハードディスクが水没してしまい対応がわからない場合などは、0120-775-200までお電話いただければお客様の状況に合わせてご案内させていただけますので是非クイックマンにご相談ください。