データ復旧事例

起動できなくなったデスクトップパソコンのハードディスク(ST3500415AS)からのデータ復旧(物理障害　高知県高知市　飲食業)

投稿日：2023.07.04 更新日：2023.07.04

メーカー：Seagate製
型番：ST3500415AS
症状：起動しなくなった
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

業務用のパソコンとして使用していました。パソコンに詳しい知り合いが新しいパソコンに入れ替えてくれるということで任せていたのですが、データを外付けハードディスクに取り込もうとして電源を入れたのですが、メーターの画面が表示されるだけで、動かなくなってしまいました。店内告知用のPOPデータやSNS投稿用の写真データなどを保存しています。できる限りすべてのデータを取り出してほしいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

データ復旧専用機器にて初期診断を行ったところ、データ領域内に不良セクタと呼ばれるデータの読み書きができない領域が見つかってきたため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器でのクローン作業を行ったところ、95%程度の領域取得を行うことができました。障害機器に対する負荷調整を行いながら不良セクタとなっている領域の情報を読みださせてみたところ、最終的に全領域取得することができました。作成したクローンディスク内のデータ領域へアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在を確認できなかったため、解析作業を行うことにしました。解析作業の結果、フォルダやファイルの存在を確認できたため、データの一時取得を行うことにしました。一次取得したデータのデスクトップやドキュメント、ピクチャフォルダに保存されているファイルをそれぞれ20ファイルずつピックアップしてファイルのオープン確認を行ってみたところ、選択したファイルすべて正常に平めることが確認できました。

復旧作業の結果

取得できたデータのリストと写真データのサムネイルを作成し、お客様に作業完了の報告を行いました。お客様からはすぐにでもデータが欲しいとのことでご連絡を行った時点で復旧成功とさせていただき、データのお渡しを行いました。

担当技術者より

物理障害での対応の場合、PC3000と呼ばれるデータ復旧専用機器でのクローン作業が必須となるのですが、そのほとんどでデータの読み書きを行うことができない不良セクタといわれる領域が発生します。今回、お客様からお預かりしたハードディスクでは負荷調整を行って強制的に情報の読み出しを行うことで、全領域の情報を取得することができましたが、まれなケースであると判断しています。初期診断の時点で不良セクタが見つかってしまった場合は、物理障害での対応が必要であると判断しております。その場合、不良セクタの影響で、復旧したフォルダやファイルの破損の発生というものがどうしてもリスクとしてご理解いただく必要があります。もちろん、不良セクタが見つかっていたとしても、無事にデータ復旧が完了できている場合もあります。まずは、フリーダイヤルよりご相談いただきますよう、お願いいたします。