データ復旧事例

富士通製SASサーバー(PYT207ZK3Y)からのデータ復旧(複合障害　大阪市東住吉区　サービス業)

投稿日：2023.06.03 更新日：2023.06.03

メーカー：富士通製 (内蔵：日立製)
型番：PYT207ZK3Y (内蔵：HUS156030VLS600)
症状：他社で磁気ヘッド交換を行ったが復旧不可だった
障害：複合障害
期間：3日

※オプション料金別

お客様より

共有サーバーの富士通製サーバーが起動しなくなりました。１０年ぐらい前の物で、保守契約も切れているのですぐ対応してくれるところが見つからず、ネットで調べているとデータ復旧というサービスを見つけました。その中でも近くで早く対応してくれそうと思い相談させていただきました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

クイックマン心斎橋本店にご来店頂き、その場でデータ復旧診断やお見積りのご案内をさせていただきました。専用機器で診断した結果、内蔵されているSASHDDの動作不良によりサーバーが起動不可であることを確認しました。データ復旧処置が必要の旨のご説明をし、ご対応させていただきました。

復旧作業にチャレンジです

データ復旧専用機器でSASHDDのクローン作成作業を実施しました。クローン作業は問題なく完了しましたが、２台のクローンHDDのRAID情報を解析していると、RAID１であることは判りましたが、本来同じデータが書き込まれていないといけないところ、情報にズレがあることが確認できました。おそらく片方のHDDが先に故障・本体から情報が書き込まれなくなったためにずれが生じたと考えられます。２台のデータを確認し、先に故障したもの・後に故障したものを切り分け後に故障したHDDよりデータの取り出しを実施しました。

復旧作業の結果

取り出したデータからEXCELデータやPDFデータをランダムに６０個選び正常かどうかの確認を実施しました。確認の結果、６０個すべてが正常であり復旧成功と判断しました。お客様にもデータをご確認いただき、ご納品させていただきました。

担当技術者より

RAID１で構成されているNASやサーバーでのデータ復旧は情報が最近まで更新されていたかどうかが肝心なポイントとなります。よくあるのが、何年も前に片方が故障してもう片方だけでその間稼働していたとなると古い不要なデータしか書き込まれていないことです。クイックマンではRAID１であっても２台分のHDDのデータ復旧作業を実施し、データに問題が無いかを見極めます。