データ復旧事例

つなぐとパソコンが固まるポータブルハードディスク(HD-AC20TW)からのデータ復旧(物理障害　大阪府松原市　WEBデザイン業)

投稿日：2023.05.23 更新日：2023.05.23

メーカー：東芝製(内蔵：東芝製)
型番：HD-AC20TW(内蔵：MQ03UBB200)
症状：パソコンが固まる
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

作業データを保存しているハードディスクです。今週は在宅ワークでの作業のため、データを持ち帰って作業を行っていたのですが、パソコンを起動させてつないだところからほどなくしてパソコンが固まるようになりました。ハードディスクを抜くと正常に動いてくれるので、故障したことはわかっています。エクセルやワードなどのOffice系ファイルや画像データが重要です。

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診断の結果

データ復旧専用機器にて初期診断を実施したところ、データ領域内へのアクセス時に不良セクタの発生を確認したため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてクローン作業を行ってみたところ、不良セクタの発生が1000セクタほどありましたが、ほぼすべての領域取得に成功しました。作成したクローンディスクからデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、データの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

一部オープン確認ができないデータを除き、エクセルやワード、PDFなどのファイルをそれぞれ30ファイルずつ選択し、オープン確認を行ってみたところ、選択したファイル捨て正常に開けることが確認できました。作業完了の報告を行い、オープン確認ができないデータについては、在宅作業時に使用されているノートパソコンを持ち込んでいただき、オープン確認を行っていただきました。確認作業を行っていただく中で、aiファイルの破損が見つかりましたが、現状の作業で影響があるものではないということで、復旧成功と判断いただくことができました。納品用媒体へ一時取得データを移行させて、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

不良セクタは、発生する場所によって認識不良を起こしたり、フォルダへのアクセスを阻害したり、ファイル破損を引き起こしたりと、非常に厄介なものです。不良セクタは目に見えて判断できるものではなく、データ復旧の専用機器であるPC3000を使用して初めて確認することができます。不良セクタが発生すると、実質的にはハードディスクに対して読み書きを行えないようにする領域として対応するように制御情報の自己修復機能で情報の書き換えを行う以外には、対応を行うことができません。情報の書き換えはそれなりの知識がなければ、対応できないものとなってしまうため、ハードディスクが要因でパソコンが固まるなどの障害が発生する場合は、クイックマンなどのデータ復旧専門業者にご相談いただくことをお勧めします。