データ復旧事例

データの移行作業ができなくなったデスクトップパソコン(vostro470)からのデータ復旧(物理障害　香川県高松市　通信関連業)

投稿日：2023.04.20 更新日：2023.04.20

メーカー：DELL製(内蔵：WesternDigital製)
型番：vostro470(内蔵：WD5000AAKX)
症状：起動しなくなった
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

10年近く使用してたのでそろそろ買い替えようということで、入れ替え用のパソコンを調達し、2日後に届くと業者から聞いていたため、業務もかねて先にデータを取り出しておこうと思いパソコンに電源を入れたところ、画面が青くなって修復が必要みたいな画面になって、画面の表示のまま操作してもパソコンが起動してくれなくなりました。基本的にデータはデスクトップに保存していてすべてのデータが欲しいのと、メールのデータも必要です。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行ってみましたが、データ領域杯へのアクセスを行ってみた際に不良セクタが見つかりクローン作業が必須な状態であったため、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

クローン作業を介して早々に大量に不良セクタが見つかりながらも作業を継続してみたのですが、全体領域内の20%を過ぎたころには不良セクタの発生はなくなりました。一通りの作業化完了した時点で5%近い不良セクタを確認したため、負荷調整を行って再度クローン作業を行ってみたところ、不良セクタとなった領域は0.01%以下となりましたが、それ以上は情報の読み出しを行うことができませんでした。作成したクローンディスクからデータが保存されている領域へのアクセス確認を行ってみたところ、フォルダやファイルの存在が確認できたため、まずは確認できたデータの一時確保を行いました。一時確保できたデータ内にデスクトップの存在を確認できたため、保存されているファイルからエクセルやワード、PDFのデータをそれぞれ20ファイルほどをピックアップしてオープン確認を行ってみましたが、選択したすべてのファイルは正常に開けることを確認しました。

復旧作業の結果

データリストを作成し、作業完了の報告と併せてお送りしました。お客様からは念のためにということで、リスト上にあるファイルのオープン確認をいただいたため、対象ファイルのオープン確認を行いました。指定していただいたファイルはすべて正常に開けることが確認できたため、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

長期間におけるパソコンの使用は、使用されている様々なパーツが劣化していきます。特にハードディスクにおいては、データの読み書きを行うヘッドの劣化が原因でデータの読み書きができなくなるということが多いです。そのため、専用機器を通してのデータ復旧となるのですが、古いハードディスクのヘッドほど、状態によっては障害の重症化を招くというリスクがあるため、壊れるまで使用するということはあまりお勧めできません。パソコンが起動しないなどのトラブルが発生してしまったら、まずはクイックマンのようなデータ復旧専門業者へご相談いただくことをお勧めします。