データ復旧事例

電源が入らないノートパソコン(FMVM30CR)からのデータ復旧(重度物理障害　山口県岩国市　個人事業主)

投稿日：2023.03.30 更新日：2023.03.30

メーカー：富士通製(内蔵：東芝製)
型番：FMVM30CR(内蔵：MK3261GSY)
症状：起動しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

取引先の担当者から過去に私が協業して契約を締結した業者とのやり取りのメールが欲しいという相談をいただき、使用しているパソコンのメール履歴を確認してみましたが、3年ほど前のメールが一番古いことをお伝えすると、それよりも過去のメールがどうしても必要という返答をいただきました。そのため創業当時から使用していたFMVM30CRからもメールデータを取り出そうとしてみましたが、起動ができなくなっておりその旨を伝えたところ、契約前後からのメール全てが必要な事態が発生したので、何とかしてもらいたいということで、データ復旧を依頼することにしました。保存しているメールのデータだけでもいいので取り出してほしいです。メールはWindowsLiveMailを使用していました。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

内蔵のハードディスクを専用機器にて初期診断を実施したところ、通電を行ってみても完全不動状態であったため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封し、目視の範囲内で状態の確認を行ってみましたがディスク上にきずなどを確認することはありませんでした。モーターを軽く回してみても回っていたため、ヘッド部分の破損の可能性が高いと判断しヘッド交換作業を実施ました。改めて通電確認を行うと、ハードディスクの起動が確認でき、専用機器上での制御も可能な状態でした。そのままクローン作業を行いデータ領域全て正常に取得できたため、作成したクローンディスクのデータ領域を確認することにしました。

復旧作業の結果

クローンディスク内のデータ領域を確認してみたところ、フォルダやファイルの存在が確認でき、LiveMailのデータの存在も確認することができました。メールデータを30ファイルほどピックアップしてオープン確認を行ってみると、選択したファイルすべて正常に開けることを確認しました。クローン作業の結果とオープン確認の結果をお客様へご報告し、復旧作業成功と判断いただけたため、復旧データとして取得できるすべてのデータをお渡ししました。また、WindowsLiveMailのメールデータについては、Outlookで閲覧可能なデータを別途準備してお渡ししました。

担当技術者より

Windows7の頃は、便利で非常にたくさんのユーザーが使用されていたWindowsLiveMailですが、Outlookなどの現在も使用されているメールソフトと比較すると、メールソフト間でのデータ移行が少々難しいソフトです。現在でもWindowsLiveMailをインストールされているパソコンをたまに見かけますが、サポートが終了しているため、セキュリティリスクが非常に高いソフトになっています。データ復旧でデータを取り出すことは可能ですが、必ず使用されているメールソフト用にデータ変換を行ってから閲覧いただければと思います。今現在でもWindowsLiveMailからのデータ移行につきましては、クイックマンのPCサポートでの対応も可能です。まずはフリーダイヤルよりご相談いただきますよう、お願いいたします。