データ復旧事例

DELL製デスクトップPCに内蔵されているHDD(ST1000DM010)からのデータ復旧(重度物理障害　大阪府摂津市　製造業)

投稿日：2023.03.15 更新日：2023.03.15

メーカー：DELL製 (内蔵：Seagate製)
型番：不明 (内蔵：ST1000DM010)
症状：停電の後から起動できない
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

会社の事務端末のDELL製パソコンが起動できなくなりました。心当たりがあるのは工場の電気設備の定期点検で週末に停電があったことですが、その時はパソコンの電源を切るように言われていたので切っていたと思います。中のエクセル・ワード・パワーポイントが重要です。

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データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器で診断した結果、通電直後から小さく「ｶﾁｯｶﾁｯ」という異音が発生しており専用機器でも正常に認識できない状態でした。HDDの内部にある磁気ヘッドパーツが故障しているときの異音と推定し、磁気ヘッドパーツを交換することでデータが復旧できる可能性があることをお客様にご案内し、重度物理障害としてご対応させていただきました。

復旧作業にチャレンジです

当社クリーン環境で重度物理障害が発生しているハードディスクの分解を実施し、磁気ヘッドやプラッタの状態確認を実施いたしました。確認の結果、磁気ヘッドが故障していることが確認できたため、磁気ヘッドの部品交換作業を実施いたしました。交換後改めて診断すると正常に認識・制御ができるようになった為、HDDのクローンを作成しました。

復旧作業の結果

クローンHDDのデータを解析することでお客様のデータを確認できました。そのデータ空30点ランダムにデータを選びファイルチェックを実施いたしました。結果としては30点全て正常に開くことができました。お客様にもう一度大阪駅前梅田店へご来店頂き、データの状況をご確認いただきましたが、必要なデータがすべて揃っているとのことでしたのでご納品させていただきました。

担当技術者より

ハードディスクのデータの読み書きは電磁石を利用して必要な情報が書き込まれている場所に瞬時に移動し読み書きを行うようにできています。ハードディスクが経年劣化してしまうと指定されたデータ書き込み場所に磁気ヘッドを動かそうとしても微妙なズレが生じてしまい読ませたい場所にたどり着くことができず、カチカチ音などの異音を発生させる原因となってしまいます。そのため、ヘッド交換作業に成功すると、データ復旧の成功期待値はかなり高くなります。まずはクイックマンへのご相談をお願いいたします。